気分変調症とは? 症状の7つの特徴を教えます★

気分変調症とは?
症状の7つの特徴を教えます★
 
一般的にイメージされているうつ病というのは、基本的にうつ症状が2週間以上出ている場合に診断されるようになります。
 
ですが気分変調症の場合は、約2年以上,軽度なうつ症状が出ていることが診断基準となっています!!
 
しかしながら軽度なうつ症状だからといって、決して軽度なうつ病というわけではありません×
 
そんな気分変調症について正しい認識をしてもらうために今回、
気分変調症の症状の7つの特徴」をうつ病闘病歴7年の私からお伝えさせていただきます。
 
従来のうつ病と比べて一体どういったところ特徴的なのか? 正しく理解してくださいね♪
 
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気分変調症の症状の7つの特徴

 

特徴1 症状が比較的軽度.

肩を落としている無気力な女性

気分変調症はうつ病や双極性障害などの精神疾患とは違い、見られる症状自体は比較的軽いというのが特徴的です!!

 

このことだけを切り取るとなんだか軽い病気のように思われますが、そんなことはありません×

 

それはなぜかというと、症状 (精神的ダメージ) が蓄積していくからです!!

 

本当に症状が軽いだけなら、回復します○

 

ですが症状が軽くても、回復できずにどんどん悪化の一途をたどっていくのが気分変調症です。

 

軽いうつ症状が出始めた時は確かに大したことないかもしれませんが、日を増すごとに傷はどんどん大きくなっていくので、
気分変調症と診断される頃には決して簡単に治癒できるような状態ではありません×

 

「症状が軽い=簡単に治せる」というわけでは決してないということは強く理解しておかなければなりません!!

 

特徴2 症状が長期間(2年以上)続く.

カレンダー

気分変調症は約2年以上という長期間もの間、症状が見られると診断されるようになります。

 

一般的なうつ病の診断基準は、該当する症状が2週間以上見られた場合に判断されるようになるので、2年以上というのはかなりの長期間です!!

うつ病の診断基準はこちら→「うつ病 (大うつ病性障害) の診断基準となる症状を紹介します.」

 

これはうつ症状が比較的軽いため、長期間という条件があります。

 

ですが約2年以上というのはあくまで目安です!!

 

症状が重くなった場合は期間に関係なく気分変調症や他の精神疾患が診断されますので、その辺りは勘違いしないでくださいね×

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特徴3 症状が出ない日より症状が出る日の方が多くなる.

チェックリスト

気分変調症は軽いうつ症状が特徴的だと説明しましたが、
落ち込んだりなんだか気力が出ないなどといったうつっぽい症状は誰しもが出る可能性があります○

 

では誰もが経験するようなうつ症状と気分変調症は何が違うのかというと、「症状が出る頻度」です!!

 

気分変調症に至らない人は、うつっぽい症状が出たとしても回復するので、また症状が出る日まで間隔が空きます。

 

ですが気分変調症は、軽いうつ症状とはいえ回復しきらないので、頻繁に症状が出るようになります○

 

その基準として、症状の出る日が出ない日を上回るということが挙げられます!!

 

ただ単に落ち込みやすい人や無気力な人と気分変調症の人との違いは症状の頻度にも差が出てくるんですね♪

 

ですので、うつ症状を引き起こしやすい性格だと思っていても、うつ症状の日が増えだしたら性格の問題ではなくなるので注意が必要になります!!

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特徴4  絶望感や自責の念.

暗闇で落ち込んでいる男性

前項目で症状が出ない日を症状が出る日を上回ると言いましたが、症状が出ない日や軽い日があることは事実なんですよね。。。

 

何が言いたいかというと…
「調子が良い日(症状が出ない日)があるからこそ、調子が悪い日(症状が出る日)にショックを受けやすい」ということです。

 

出来る日があることで出来ないことが余計に際立ってしまい、そのギャップに自信を無くしたり絶望感を抱きやすいのです⤵

 

こういった絶望感や自責の念は、症状が出ない(軽い)日がある気分変調症の大きな特徴です。

 

特徴5 食事や睡眠の異常.

注文しすぎている人

気分変調症に限らず、他の精神疾患でも食事や睡眠に異常がみられることは高確率であります!

 

気分変調症は日常生活に多く異常がみられる病気なので、食事や睡眠などに異常が出やすいです。

 

ですがこの症状も割と軽めなので、加齢による変化として捉えてしまって気付くのが遅くなるケースが非常に多いです⤵

 

「うつ病になると日常生活にどんな変化が起きるのか?」の記事を参考に、
日常生活の変化が本当に自然な流れによるものなのか? 目を光らせておく必要があります○

 

特徴6 集中力,決断力の低下.

机に顔を付けている無気力な男性

こちらも多くの精神疾患で見られることですが、気分変調症でもよく見られる症状です!

 

脳があまり働かずボーっとしてしまう時間が増えたり、脳の回転が遅くなって結論を出すまでに時間がかかったりします。

 

ただしこれらの症状も軽めなので、「ちょっと疲れが出てるのかなぁ?」ということでスルーしがちです。

 

そして見過ごしていく内に酷くなって、大きなミスに繋がったり思考力がガクッと落ちてしまったりしてしまいます⤵

 

特徴7 子供の頃に精神的なダメージを受けていた.

悲しそうな顔をしている女の子

これは症状というよりも傾向の話になりますが、
供の頃に何らかの精神的ダメージを受けていた人が気分変調症になりやすい”というデータがあります!

 

要するに、子供の頃に負った精神的ダメージの影響で小さい頃から軽いうつ症状が出ていて、それが大人になっても引きずっていたり続いたりしているというケースが多いということです。

 

長い人では軽度なうつ症状が10年以上も続いている場合があります。

 

小さい頃の精神的ダメージというのは例えば、、、

・両親の離別.

・家庭内での差別・虐待.

・家にいても全く幸せを感じない環境.

・同級生の家族と自分の家族との優劣の比較.

などなど、多感な時期に自分が”辛い”と思う時間を長く過ごすことが気分変調症の引き金になります!

 

ですので、気分変調症は大人になってからの症状だけで判断してはいけません×

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最後の一言

何度も言いますが、気分変調症はそれぞれの症状が比較的軽いため、早期で気付くことが非常に難しい精神疾患です!

 

早期に気付けないということは、症状がそれだけ進んているというわけなので、治療に要する期間も長くなります!!

 

気分変調症を考えるうえで大事なことは、自分や周りの人の精神状態の異常にいかに気付くことができるかです!!

 

体のケアももちろんですが、日頃から心のケアも行いましょうね♪

 

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