各性格のうつ病の予防法について
ということについて、この3つの性格がドンピシャで当てはまり、うつ病を6年前に発症して今もうつ病と闘病している私から紹介させていただきたいと思います!!
うつ病と上記の性格の関係が気になっている方はぜひ最後までご覧いただければと思います♪
うつ病になりやすい3つの性格と予防法について
性格1 【心配性】がうつ病になりやすい理由.
まず初めに ”心配性” という言葉と ”心配症” という言葉があります。
心配性:性格、元々もっている気質。
心配症:心配性の程度がひどく、治療が必要な状態。 不安障害とも捉えられている。
というように、”心配性は性格のことで心配症は病気の症状”という意味合いになります。
今回は、性格とうつ病というテーマなので、心配性の方で続けていきたいと思います。
それではなぜ心配症がうつ病へと繋がりやすいのか見ていきましょう!
● 自信がなくなっていくから.
何かに対して不安になったり心配になるということは、見方を変えると、その ”何かに対しての自信がない” ということになります★
・鍵を閉めたか心配 → 鍵を閉めたという自信がない.
・明日の仕事が成功するか心配 → 成功するための準備が出来ているか自信がない.
心配性ということで、何かに対して心配することはリスクマネジメントしているということでもあるので、安易に否定することはできません×
ただ、心配する量が増えたり心配している時間が長引くと、それだけ自信が無い状態ということなので、
いつのまにか何をするにしても自信が無くなってしまいます⤵
そうすると、様々なことに対しての気力が落ちてしまうことからうつ病へと発展してしまいます。
● 完璧主義で理想が高いから.
例えば、明日の仕事がうまくいくか心配になったとします。
でもこの心配は、「成功しなければならない」という完璧主義の姿勢や、「仕事の成功」という定義の理想が高いことからきている可能性があります!!
80点で十分なのに、100点を取ろうとして少しでも不安な要素があると心配になってしまうというようなことです。
完璧主義で理想が高いと、今の現状に満足する気持ち、、、すなわち幸福度が少なくなることがうつ病のリスクを高めてしまいます×
【心配性の人】がうつ病にならないためには.
心配性の人がうつ病になってしまう大きな要因は、”自己肯定感の低さ” と ”ストレス過多” です。
まず自己肯定感の低さを改善するためには、出来ないところ(マイナスな要素)にフォーカスする癖をやめて、
出来たところ(プラスな要素)にフォーカスする癖をつけることが大事です○
そのために有効になるのは、日記を付けることです!!
大きな事でなくても、「今日は穏やかに過ごせた」とか「お昼ごはんがおいしかった」というような細かなことでもいいので、
自分のポジティブな要素を日記に付けるだけで自己肯定感の低さは改善していきます⤴
他にも運動や筋トレをしたり、前向きで明るい人と一緒に居たりするだけでも自己肯定感は高まっていきます!!
ただし!!
無理に自己肯定感を高めることは逆効果になる可能性があるので注意してください!!
→「自己肯定感が高いことはメリットでもありデメリットでもある理由」
続いてストレス過多に関してですが、心配性の人がストレスを軽減させるためには、
「ハードルを下げて心配することを減らす」ことが大事になってきます!!
心配することは時には必要ですが、心配のし過ぎでストレスを感じ過ぎてうつ病になってしまうことはあってはなりません×
完璧を求めすぎたり自分の理想が高すぎることからくる心配は、少しハードルを下げてあげるだけで減らすことが可能です○
「本当にこの心配は自分にとって必要な心配なのか?」
「この心配はただ単に自分を苦しめるためのものではないか?」
ということを自問自答して、少しでもストレスを軽減させるために過剰な心配を減らしていく意識を持ってください☆
性格2 【几帳面】がうつ病になりやすい理由.
● 他人にペースを乱されると強いストレスを感じてしまうから.
そもそも几帳面な人というのは、細かなところまできちんとこなす人のことや、ルールや約束事を正確に守る人のことを指します!
この部分をマイナスに捉えると、細かなこともきちんとこなさないと気が済まない人、ルールや約束事に縛られてしまう人とも言えます。
ですので、自分の思い通りに出来なかったり、他人にルールをかき乱されたりしてしまうと、
たまらなくイライラしてしまって大きなストレスが溜まってしまうのです⤵
よく几帳面な例として、リモコンの場所やモノの置き場所にこだわるということが挙げられますよね?
これも几帳面な人は、○○に□□を置けば△△だからという理由があって○○に□□を置くというルールを作っています!
ですが無関心な人はそんなこと気にせずに自分の置きたいところに物を置きます。
このような人との考えのギャップが几帳面な人をどんどん苦しめていきます×
几帳面な人は周りとの考えのズレやギャップに大きなストレスを溜めてしまってそれが爆発してしまった時にうつ病を発症してしまいます。
● 神経を酷使してしまうから.
神経質や無神経という言葉がありますが、几帳面な人はかなり神経質なタイプの人です。
うつ病というのは脳の神経伝達物質の異常によって発症する病気なので、神経を酷使する人ほどなりやすい病気と言えます!
詳しくはこちらで解説しています→「心の病とは脳の病気のこと!! そもそも人間に心という部位はない×」
例えば先ほどのモノの置き場所の例でいうと、無神経な人はモノの置き場所に神経を使いませんが、
几帳面な人は”○○に▢▢を置く”という神経を使っています。
几帳面な人はこういった細かなことでも神経を使って神経を酷使してしまっているので、
その分神経の異常が生まれやすく、脳の神経系の病気であるうつ病になりやすいというわけなんです。
【几帳面な人】がうつ病にならないためには.
几帳面な人がうつ病のリスクを下げるためには、”マイルールを減らす” ということが急務です!
何度も例に挙げていますが、モノの置き場所に関しても、「○○に▢▢を置くべき」というマイルールが几帳面な人の神経をすり減らしています×
もちろん理由あってのことだとは思うのですが、その場所にそのモノがないと生活できないわけではないはずなんです。
モノの置き場所に限らず、他にも無駄に神経を働かせてしまっている緩和できるマイルールが必ずあるはずです。
私もうつ病の症状がひどかった時は、モノの置き場所をはじめ、服の畳み方やご飯を食べる順番などマイルールに縛られて生活していました!!
ですが、少しずつマイルールの妥協と緩和を重ねていったことで、いい意味で開き直って楽に生活できるようになっていき、うつ病の症状の落ち着きに繋がっていきました○
几帳面な人がうつ病のリスクを下げるためには、使う神経の量を減らすために、
絶対に守らないといけないルール以外の独自のマイルールを緩和して、もう少し無神経に生活できるようにしていくことが必要です☆
性格3 【強い責任感】がうつ病になりやすい理由.
● 頼られすぎて自分を追い詰めてしまうから.
責任感が強い人というのは、誰かに頼られると期待に応えようと身を粉にして一生懸命頑張ります!
そして頼ってきた人の期待に応えていくことで、多くの人から ”頼りがいがある人” として認知され、頼られる存在となります。
ですが実際のところ、「責任感がある人=人に頼られたい人」というわけではありません×
人に頼られれば頼られた分だけ頑張ろうとして自分の負担が増え、結果的にどんどん自分にマイナスなプレッシャーがかかっていくこととなります⤵
そういった期待に応えなきゃいけないというプレッシャーや我慢の積み重ねが限界に来ると、
「このプレッシャーや我慢から解放されたい」という想いが強くなることで自殺願望を招き、うつ病へと発展してしまうんです。
● 自己犠牲が強くなって自分を見失ってしまうから.
責任感が強い人は、目の前の責任を果たすためについつい自分のことを二の次にしてしまいがちです。
ですので、責任を果たせるキャパを超えてしまうと、どんどん自分のことを犠牲にしていってしまいます×
そして気付くのです。。。「自分って何のために生きているんだろう」という何とも言えない自己喪失感を。
こうした自己喪失感が様々なことに対しての興味の減退につながり、うつ病の発症を引き起こしてしまいます。
【責任感が強い人】がうつ病にならないためには.
責任感が強い人がうつ病にならないためには、”これだけは絶対に譲らないという時間を作る” ことが一番です!!
絶対に譲らない時間を作るというのは、言い方を変えると ”自分を見失わない時間を作る” ということです☆
責任感が強いことによって、自分の時間をどんどん削ってしまい、そうした自己犠牲を重ねることからうつ病になるケースは本当に多いです。
そうならないために、これだけは揺るがないという、自分のための! 自分優先の! 自分本位の! 時間を確保することが非常に大事です○
ちなみに私が絶対に確保している時間は睡眠の時間です!!
私の場合は、「睡眠時間を何があっても最低6時間以上は確保する」ということを優先にしたことでうつ病のひどい状況を脱することができました☆
うつ病を発症した人の9割以上の人が睡眠障害を併発しているという事実があります。
責任を果たすために睡眠時間を削ってしまうパターンは非常に多いでしょうから、
責任感が強い人はとりあえず睡眠時間を是が非でも確保することをおススメします♪
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最後に
今回は【心配性】【几帳面】【責任感が強い】という3つの性格とうつ病との関係について解説してきましたが、どれも良い面を持ち合わせている性格です〇
全てを直さないといけないような悪い性格ではないからこそ、逆に難しい問題とも言えます。
私のように今回挙げた3つの性格全てに当てはまっている人はもちろん、一つだけ当てはまっているという人も、
紹介しましたうつ病にならないための対処法をしっかり実践して、辛くて重いうつ病を未然に防いでもらいたいと思います★