”うつ病かも?”と思ったらどうすればよいか? 流れを説明します☆

”うつ病かも?”と思ったらどうすればよいか?
流れを説明します☆
 
私は7年ほど前に、働き過ぎなどの仕事が原因でうつ病を患いました。
 
その際、正しい初期対応がとれなかったことが大きく影響し、かなり重症化してから治療に取り掛かることとなってしまいました×
 
現在はかなり回復していますが、7年経っても未だ闘病中であります。
 
そんな私から今回は、うつ病になった人が ”重症化しないため” ”その後の治療を楽に進めるため”に必要な情報として…
「うつ病の疑いが大きくなった時にとるべき行動と流れ」について紹介していきたいと思います★
 
正しい行動がとれるか、誤った行動をとってしまうかでその先の人生が大きく変わります。
 
「うつ病かも?」と思った時に正しい行動をとり、うつ病と上手に付き合って生きていったり、うつ病によって苦しむ量を減らすために必要な情報です○
 
自分や自分の大切な人のためにぜひ覚えてくださいね♪
 
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うつ病かも?と思ったらとるべき行動・流れ

 

1、冷静に判断するためにまずは何が何でも休む.

横向きで寝ている男性

「なんだかやる気が起きないなぁ」というレベルの気分の落ち込みは誰にでもあることです!
 
ですが、そんな精神状態が続いたり,強くなったりしてうつ病の疑いが強くなってくると、それはもう本来の自分ではなくなっています。
 
となると、正常な判断が出来る状態ではないということです×
 
それでは、たとえうつ病の疑いが強くなった際にとるべき行動や流れを知っていたとしても、その通りに行動すること自体が出来かねてしまいます⤵
 
私も、明らかに精神状態がおかしくなっていたのにもかかわらず、仕事を休まずに続けた末に重症化してしまいました。
 
もちろんうつ病の治療という意味でも休むことは重要なことなのですが、
「今自分がどういう行動をとるべきなのか?」という冷静な判断をするためにも、まずは休まなくてはなりません!!
 
”仕事が忙しい” ”とてもじゃないけど休める状況じゃない” そういった理由で休まないことは、いわばうつ病にとっては格好のエサです!
 
現状の生活を変えずにうつ病を遠ざけることは不可能》だという認識で、
うつ病の疑いが強くなった時は、まずは何が何でも休むことを第一優先に考えなければいけません★
▼参考記事▼

うつ病かもしれないと思ったらチェックしてほしい7つの症状とは? ”約5人に1人が生涯に一度はうつ病になる” と言われているぐらい、うつ病は身近な病気となっていますし、どんどんうつ病を患う人は増えています!! ということは同時[…]

 

2、精神科や心療内科を受診する.

医者と握手をしている様子

うつ病は”心の風邪”みたいな表現をされることがありますが、断じてそんなやわな病気ではありません×

 

ですので、「少し休んだら治るだろう」という勝手な判断は絶対にしてはいけません!!

 

たとえ休んで復活したように思えても、それはあくまで表面上の話であって免疫力がついたわけでも何でもないので、
環境が変わっていない限りほぼ100%また同じ状況(うつ病)になってしまいます⤵

 

うつ病の正しい治療を受けるためにも、自分で判断して再発を繰り返してどんどん症状が重くなってしまわないためにも、
休んで冷静な判断が出来るようになったら、病院にかかりましょう☆

 

もし休んだ後に元の生活に戻ろうとしているのであれば、それはまだ正常な判断が出来ていないということなので、もう少し休む必要があるでしょう!!

 

何のために精神的なケアをしたり治療をする病院や診療科があるのかを考えてみてください。
 
「うつ病かも?」と思い始めている時点で確実に病院に行くレベルに達しているので、躊躇なく病院に行き先生に話を聞いてもらいましょう○
 
ちなみに私は仕事の様々な我慢が限界を超えて爆発し、会社を飛び出しそのまま病院に駆け込みました。
▼関連記事▼

うつ病 (大うつ病性障害) の診断基準となる症状を紹介します. 今やうつ病は、「5~6人に1人が生涯に一度はなる」と言われているぐらい身近な病気になっています!! ですが ”うつ病” と一口にいっても様々な種類のうつ病があり[…]

 

3、診断書という大きな盾に守ってもらい,治療に専念する.

医師が診断書を書いている様子

まず初めに休み、そして病院に行き、ここでようやくうつ病の治療のスタートラインに立ちます!

 

病院に行って先生と話し、もしうつ病まで至っていない軽度な場合は、以前の生活を少しずつ戻しながら様子を見ていく判断になるかもしれません!

 

ですが何度かの通院を重ね、うつ病だと診断されると、そこから本格的な治療を進めていくことになります!

 

そこで多くの方は、「早く治さなきゃ」という”焦る気持ち”や、「この先の生活は大丈夫だろうか?」という”不安な気持ち”などが芽生えます。

 

私もそういったことを考えてさらに症状がひどくなった覚えがあります。

 

そのような気持ちを払拭するために、診断書が役立つのです!

 

うつ病になる前の生活によって診断書の活用方法は変わりますが、
例えば仕事をしていた場合は、会社に診断書を提出して話をすると休職の措置をとってもらえます!

 

診断書があって理由を説明すると、会社もいきなり解雇をすると違法になるので、うつ病になったからといって会社を辞めなければいけないということはありません×

 

他にも生活面でいうと、給料の66%を保証してもらえる健康保険『傷病手当金』の申請ができ、最大で1年6か月受給することが可能です○

 

66%ではありますが、いきなり収入がゼロになるという不安は無くなります!!

 

私の場合は、うつ病の起因が完全に仕事によるものだったので、初めは傷病手当金を受給しましたが、
労働災害として認められた後からは、給与の80%がもらえる労災の休業補償に切り替わりました。
(傷病手当金を受給していたとしても、その時期の14%分の差額は返ってきます)

労災認定についての詳しくはこちら→「うつ病で労災認定されるための3つの条件☆認定された経験を元に解説.」

 

他にも様々な場面で、治療に専念するための環境づくりに診断書が役に立ちます★

 

少しでも精神的な負担を軽くして治療に専念し、なるべく治療期間が短くなるように診断書を生かしましょう○

 

4、主治医と治療を進めていき,新たな生活スタイルを確立させる.

脳と心のバランスがとれている様子

基本的に治療は、うつ病のプロである主治医の先生に、逐一自分の状況を報告しながら進めていきます!

 

必要であれば薬を出してもらい、自分のうつ病を治していくための行動や心持ち等を指導してもらって、それを実践していくという形ですね☆

 

もしも治療を進めていく中で「この先生自分と合わないなぁ」と思うようなことが多ければ、
違う病院に相談に行くことも選択肢として考えておきましょう○

 

私も1度病院を変えて治療がスムーズになりました!

 

そして現に治療を進めているうつ病患者の私が、治療を進めていくうえで強く思うことは、「元の自分に戻ろうとしないこと」です!

 

それはなぜかというと…元の自分に戻るということは、うつ病になる前の自分に戻るということなので、またうつ病になる可能性が非常に高いからです!!

 

要するにうつ病を発症する自分に戻るということです。

 

ですので、この先の人生でうつ病を再発させないための”新たな生活スタイル”を築いていくことが必要なんです★

 

うつ病の症状が無くなるまでが治療ではなくて、うつ病の再発のリスクが低い生活をするまでが本当の治療です。

 

私も症状こそかなり良くなっていますが、まだまだ再発のリスクが残っている状況ですので、焦らず確実に治療を進めているところです!

 

治療に要する期間はかなり個人差がありますが、時間の許す限り確実に治し、再発させないための生活をすることが大事ですね♪

▼関連記事▼

うつ病の人が精神障害者手帳を取得する3つの社会的メリットとは? 日本では精神障害者が発行を希望し、1級,2級,3級という3つの等級のうちのいずれかの基準をクリアしていれば、”精神障害者手帳” を発行してもらえます!参照:「精[…]

 

5、再発のケアをしながら生活する.

朝日が窓から差し込んでいる様子

うつ病の症状が無くなったからといって、”うつ病の因子は常に体の中にいる”と思っておかなければなりません!

 

現に約60%の人がうつ病を再発していますし、一度再発するとさらにその内の約70%の人がさらに再発するといった様にどんどん再発率は高くなっていきます。

 

かといって再発に目をつぶっていてはさらに重症化したうつ病として再発することとなってしまいます⤵

 

うつ病にならない生活をすることもそうですが、精神的な疲れが出たときにうつ病の前の段階でセーブできる術も必要です☆

 

うつ病と隣り合わせで上手に付き合っていくことがその先の人生では非常に重要になっていきますね♪

▼参考記事▼

うつ病の人が復職後、再発しないために必要な6か条について☆ 「復職したいけど再発が心配だなぁ」「○月から復職するけど再発しないかなぁ」「復職して△か月経つけど、再発せずにこのまま続けられるかなぁ」といった[…]

 

最後の一言

うつ病は今や4~5人に1人が生涯に一度はなると言われています!

 

そんな身近な病気ですが、症状が重くなると人間らしく生きていくことが出来ません×

 

私はかなり重症化してから治療し始めましたが、「初期対応がもっとうまく出来ていたらな」と今ではすごく想います。。。

 

ですので、あなたには悔いのない行動の選択をしてもらいたいと思います☆彡

 

うつ病と闘病してきた私から、最後の最後にこれだけは言わしてください!!

「もしうつ病になったとしても必ず回復できますので、うつ病から逃げなくても大丈夫ですよ○」

 

HSP歴30年の私”akutaka”が初めて執筆した本、その名も…
「HSP特有の生きづらさを軽くするための言葉」

HSPの専門家でもカウンセラーでも本の作家でもない素人HSPだからこそ伝えられる、生きづらさを軽くするためのリアルな言葉や考え方をこの本に凝縮しました☆彡

”HSP気質”を生きづらさの言い訳にしない人生を送りませんか?

 
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