うつ病の人が復職後、再発しないために必要な6か条について☆

うつ病の人が復職後、再発しないために必要な6か条について☆
 
「復職したいけど再発が心配だなぁ」
「○月から復職するけど再発しないかなぁ」
「復職して△か月経つけど、再発せずにこのまま続けられるかなぁ」
といった不安は、うつ病の人が復職するうえで必ずと言っていいほど抱く不安ですね。
 
それもそのはず、うつ病は再発率が60%以上あると言われており、
一度再発すると再び再発する可能性は70%、3度目になると再発率は90%にまで上がる
と言われています!!
 
そしてその再発の大きなキッカケとなるのが…”復職”です。
 
ですが、復職することによる再発の可能性を危惧することは当然のことです!
 
ですのでまずは、「復職で再発してしまうことを不安に思うのはごく普通のこと」ということは理解しておきましょうね○
 
そのうえで今回は、”復職をして再発しないために必要にすべき6か条”について、
うつ病闘病歴6年、復職して再発の経験を1度している私から解説していきたいと思います!
 
ちなみにこれより挙げていく6つの項目の中で、満たせていない項目が多いほど再発のリスクが高くなると思ってくださいね。
 
それでは復職後、再発しないために必要なことを紹介していきます☆
 
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うつ病の人が復職後、再発しないために必要な6か条

 

1 信頼できる人が一人でも居る.

肩に手をまわして励ましている様子

世の中には、自分一人の力で生きている(生きていける)人はほどんどいません!

 

それはうつ病から復職する人の場合、余計に当てはまります!!

 

私もそうでしたが、うつ病を患ったことがある人にとって ”支えてくれる人” とまでいかなくとも、
この人だけは信頼できる” という人がいるだけで全然心持ちが違いますよね?

 

もし家族や友人など、近しい人に信頼できる人がいなくても、カウンセラーやうつ病の復職をサポートしてくれる団体の人など、
何かしら信頼できる人は必ず周りに居ます○

 

うつ病の復職をサポートしてくれる団体に関してはこちらの記事をご覧ください!!
「うつ病でブランクありから再就職するための就労支援サービスとは?!」

 

こういった信頼できる人が一人もいない人は、全てにおいて自分で何とかしようと頑張り過ぎてしまうので、うつ病の再発のリスクがグンと高まってしまいます×

 

反対に信頼できる人が1人,2人と増えていけば、心のより所が増えることになるので、復職後の再発のリスクがどんどん下がっていきます!

 

全てをさらけ出せるような人でなくても、少しでも心の負担を軽くしてくれる存在の人が復職後の再発のリスクを下げてくれます☆

 

2 ストレス発散方法を会得しておく.

月をバックに大きくジャンプをしている人たち

うつ病の人が苦手な ”ストレスの発散

私も以前は、休みの日でも周りに合わせて過ごす日が多く、本当の意味でストレスを発散できている日はかなり少なかったです×

 

日常生活を過ごしているだけでもストレスは溜まっていくのに、仕事をしているとさらにストレスは溜まっていきます!!

 

ストレスを感じないようにする工夫も大事ですが、自分なりにストレスをどう発散させていくかは、うつ病を再発させないためにはより大事になってきます○

 

人によってストレスの発散方法というのは本当に千差万別です!

 

中にはゲームやネットサーフィンの様に、ストレスを発散しているようで脳の疲れが蓄積するような、”ストレス発散もどき”もあります!

 

うつ病は脳の病気なので、復職後のストレスによる再発防止のためには、
ストレスを発散しつつ脳の疲れもとれるような自分に合ったストレス発散方法を会得しておく必要があります☆

▼あわせて読みたい▼

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3 復職以外の身の回りの環境の変化は避ける.

様々なことを考え込んで悩んでいる女性

転職や異動、結婚や離婚、転勤や引っ越しなど、、、

 

身の回りの環境が変わると、今まで通りで過ごせないことによるストレスや、
変化した環境に順応しようと慣れないことに頑張り過ぎたりで、心への負担は激増してしまいます!!

 

うつ病とは無縁だった人でも、引っ越しなどの環境の変化をきっかけにうつ病を発症することもおかしくない話です。

 

これは、昇進や結婚、現状より良い家への引っ越しなど、プラスの環境の変化だとしても自然とストレスは感じてしまいます○

 

うつ病とは関係の無かった人でも! 喜ばしい環境の変化だったとしても!
例外なくうつ病のリスクが高まる ”環境の変化” 

 

これが、”復職というすでに大きな環境の変化があり”、”うつ病を発症したことがある人”が、更に復職以外の環境の変化があったらどうでしょう…?

 

確実にうつ病の再発のリスクは高まってしまいますよね★

 

復職と同時に引っ越しをしたり、復職することをきっかけに何かに取り組もうとするのは再発のリスクを高めるので厳禁です×

 

復職という大きな環境の変化が起こっている時こそ、他の環境は不動のものにしておく必要があります♪

 

4 うつ病を患っていた自分を隠さない.

外で手を広げて空気を吸っている女性

うつ病発症の過去を隠して復職するよりも、公にして復職する方が圧倒的に復職後の再発率は下がります⤵

 

それはなぜかというと、うつ病だと気付かれないように振舞うことがとてつもないストレスに繋がるからです。

 

これはあくまで私の個人的な主張ですが、復職後の再発のリスクが少しでも気になる方は、うつ病を隠して復職する道は諦めるべきだと思います!!

 

私も一度うつ病を隠して復職しようとしましたが、うつ病を隠しきれるかどうか不安な気持ちが強くなりすぎて、まずスタートラインにも立てませんでした⤵

 

もちろんうつ病を公にして復職することは勇気がいることですし、給料面も低い水準になる可能性が高いです。

 

ですが、本当の意味での復職を目指すのであれば、
プライドやお金のためにまた自分のメンタルを危険にさらすようなことはせず、うつ病をオープンにして復職した方が良いです○

 

どのようにうつ病をオープンにして復職すればいいか分からない方は、うつ病専門の就職支援サービスを頼りましょう!

「うつ病でブランクありから再就職するための就労支援サービス」

 

そしてここからの残り2項目は、うつ病をオープンにして復職した前提での話となります!

 

5 うつ病に対して本当の意味で理解ある会社に復職する.

就職面接で握手している様子のイラスト

うつ病のことをオープンにして復職できる会社だからといって、その全ての会社が本当の意味でうつ病に対して理解ある会社とは限りません×

 

「あぁうつ病だったんだ!! でも大丈夫、うちの会社は休日出勤も残業もほとんどないし!!」

といった様に、残業や休日出勤がなければうつ病にならない思っている会社や、、、

 

「わが社に勤めている従業員でうつ病になった者はいないから大丈夫!!」

といった様に、具体的な取り組みなしで、ただ単にうつ病になった人がいないことで自信を持っている会社などがあります。

 

本当にうつ病に対して理解ある会社かどうかは、実際働いてみないと見えてこない部分があるのは事実です。

 

ですが…

・うつ病から実際に復職した人はいるのか?

・メンタルケアのために何か取り組んでいることはあるのか?

・うつ病からの復職ということで具体的にどのようなサポートがあるのか?

などを聞くことで、ある程度その会社のうつ病への理解度は伝わってくるはずです○

 

上辺だけのうつ病理解会社” によってうつ病を再発してしまわないように気を付けましょう!!

 

もし復職した後に理解のない会社だと気付いた場合は、会社に理解を求めることは中々難しいので、自分のために転職することを前向きに検討してみてくださいね★

「メンタルが繊細な方に向いている職業とは?」

 

6 通常勤務に戻るまでにしっかりとした段階を踏む.

一段一段着実に上っていく男性の様子

復職とはいえ、いきなり以前の様なサイクルで仕事をするのはかなり厳しいことですし、
もしできたとしても心に大きな負担が掛かってしまうことは間違いありません×

 

プロのスポーツ選手でも大きなケガをした時はリハビリにリハビリを重ねて慎重に復帰するものです。

 

うつ病も症状の重い軽いはありますが、基本的に”精神的な大きなケガ”という風に自覚して、段階的に復職していかなければ再発は免れません!!

 

段階的に通常勤務へと復職していくためには、先ほどの項目の”会社の本当の理解”が無いと中々成し遂げられるものではありません★

 

うつ病の治療の際も焦りは絶対禁物だったように、復職による再発という面でも焦りが何よりも天敵です!

 

例えば…

午前中勤務→フルタイムの2/3時間勤務→通常のフルタイム勤務

あまり負担のかからない作業中心→少し責任のある仕事を混ぜていく→通常作業

といったように復職後の再発のリスクを下げるために、通常勤務へ戻るまでにはしっかりと段階を踏むようにしましょう♪

 

最後に

今回6か条として紹介した以外にも、復職後の再発には実に様々な細かい要素が絡んできます!

 

もし復職をして何か異変を感じたり、頑張り過ぎそうになったら、うつ病になった頃の苦しかった気持ちを思い出して必ずセーブするようにしてくださいね♪

 

”踏みとどまって頑張る”というのが一般的ですが、うつ病の人にとっては完全なる逆です★

 

心に負担が掛かり過ぎないように、焦らず自分のペースで復職してください☆彡

 

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HSPの専門家でもカウンセラーでも本の作家でもない素人HSPだからこそ伝えられる、生きづらさを軽くするためのリアルな言葉や考え方をこの本に凝縮しました☆彡

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