うつ病かもしれないと思ったらチェックしてほしい7つの症状とは? ”約5人に1人が生涯に一度はうつ病になる” と言われているぐらい、うつ病は身近な病気となっていますし、どんどんうつ病を患う人は増えています!! ということは同時[…]
うつ病 (大うつ病性障害) の診断基準となる症状について
第一条件:2つの大きな症状の内,1つ以上該当.
うつ病 (大うつ病性障害) かそうでないかは、分かりやすく言うと2段階のフィルターによって判断されることとなります。
まず一段階目のフィルターが、これより紹介する2つの大きな症状の内のどちらか1つか、2つともに該当し、かつその症状が2週間以上続いていることです!
もしどちらの症状も該当しない場合や、症状があっても2週間も続いていない場合は、
違う種類のうつ病や精神疾患か、うつ病のレベルまで至っていないということになります。
その基準となる大きな二つの症状とは、、、
➊ うつ気分.
うつ気分とは、憂うつで何をするのにも気分が上がらず、理由があるわけでもないのに悲しい気分になったりすることです!
とはいうものの、人間生きていれば誰しもやる気が出なかったり、悲しい気分になったり落ち込んだりすることはあります。
ですがそれが長期間 (2週間以上) 続くようであれば、うつ病の症状であるうつ気分ではないかということになってきます!
私の場合は、休みの日になるとアクティブにどんどん外に出ていたのに、うつ病がひどい時は一歩も外に出られなくなっていました。
ちなみに何日間かうつ気分の後、復活してまた再度うつ気分になるという場合は、双極性障害の可能性も高くなってきます!
詳しくはこちら→「テンションが高すぎる病気…双極性障害の躁(そう)状態時の症状.」
❷ 喜びの喪失,興味の減退.
これは、今まで楽しめていたものが楽しく感じられなくなったり、興味があったものに対して興味が湧かなくなったりすることです!
ただし!!
うつ気分と同様に、これも誰もが抱く可能性のある感情です。
誰もが抱くものかうつ病患者特有の症状かは、長期間 (2種間以上) というところもポイントなのですが、
それとは別に”プラスの感情が有るか無いか” という点も非常に大きなポイントです!
今まで楽しめていたものが楽しめなくなっても、他に楽しめるものが増えたり、
興味が無くなったとしても違うものに興味が湧いている場合は、うつ病の症状によるものとは考えられにくくなります!
楽しめるものや興味があるものが増えずにどんどん減っていくという状態がうつ病の症状として判断されるところではあります。
私もうつ病がひどかった時は、笑顔と共に楽しいという感情が一切なくなっていきました。。。
以上、二つの症状の内,1つ以上当てはまる人は、うつ病の可能性が一段階強まるということになります!
続いて二段階目のフィルターですが、、、
第二条件:具体的な7つの症状の内5つ以上該当
第一条件に当てはまったうえで、これから挙げていく7つの症状の内,5つ以上当てはまると、
うつ病 (大うつ病性障害) の診断基準を満たすということになります!!
この第二条件に関しても、2週間以上症状が続いている場合のみ該当となります★
1、理由なき睡眠障害.
”うつ病を発症した9割以上の人が同時に睡眠障害がある”ということが分かっています!!
要するに、うつ病を発症した人の9割以上の人がこの項目が当てはまるというわけです★
それぐらいうつ病と睡眠というのは非常に密接な関係にあります。
ただし!!
間違えてはならないのが、単に睡眠の質を下げるような行動をしていて睡眠障害を発症している場合は該当しないという点です。
この場合、”理由がある睡眠障害”ということになるので、うつ病の症状とは結び付けてはなりません×
うつ病の診断基準の睡眠障害はあくまで”理由なき”なので、
夜更かしをしたり、寝る前にスマホをいじったりなどの睡眠の質を下げるような行動をしているうえでの睡眠障害は該当しません!
なにか睡眠の質を下げているような行動が思い当たる人は、下の記事を参考に睡眠の質を上げて様子を見ましょう☆
不眠の原因となる5つの行動★当てはまっていないか今すぐチェック. 人間は、睡眠の質を上げる行動にいくら取り組んでいても、反対の睡眠の質を下げる行動を少しとっているだけで不眠を引き起こしてしまいます!! 逆に自分が睡眠の質[…]
なにも睡眠の質を下げるような行動をしていないのに、
不眠の症状や、寝過ぎてしまう過眠の症状などの睡眠障害が出る場合はうつ病の症状として該当することとなります○
私も、”寝れずに気付いたら朝”ということが度々ありましたし、”寝れたと思ったら起きるべき時間を大幅に過ぎていた”などの睡眠障害を併発していました。
2、食欲低下による体重の減少.
うつ病になると、食事に対しても興味や楽しみがなくなって、次第に食欲がなくなっていきます⤵
歳を重ねていく内に食べる量が減ったり、好みが変化したりすることはありますが、
食べたときの美味しさや、食事の時間が楽しめなくなることによる食欲の低下とはまた別の話です。
不自然な流れによる食欲の低下によって、体重がみるみる減少していくという症状はうつ病の症状として該当します!!
3、決断力・集中力・思考力の低下.
うつ病は心の病と言われていますが、正式には脳の神経細胞の異常による病気です。
詳しくはこちら→「心の病とは脳の病気のこと!! そもそも人間に心という部位はない×」
そのため、様々な指令を出したり、物事を考え,判断する中枢部の脳の神経細胞が異常をきたすと、決断力や集中力、思考力などに関しても異常が見られるようになります×
無意識にボーっとしてしまう時間が増えたり、今まで簡単に出来ていたことをミスしてしまう回数が増えたり、
などの症状はうつ病の一つの症状として判断することができます。
私も、何回も確認をしたのにもかかわらずあり得ないミスを頻発するようになったり、5分も集中力が持たないようになっていました。
4、度を越した自責感・罪悪感.
うつ病になりやすい性格の一つとして、「責任感や正義感が強い人」ということが挙げられます!!
うつ病になりやすい性格とは?→「うつ病になりやすい代表的な性格と,各性格のうつ病の予防法について」
ちなみに私は、この記事に書いてある全ての性格が当てはまったので、あながちうつ病になったことに驚きませんでした。
話戻りまして、責任感や正義感が強いことはもちろん悪いことではありません×
ですがうつ病になるとこの性格がマイナスに働いてしまい、
自分に関係のないことや全く自分に非が無いようなことでもすぐに自分を責めたり、罪悪感を感じたりしてしまいます⤵
被害妄想がひどくなったり、いつも自分が悲劇の主人公のような考えになってしまうなどの症状はうつ病の症状の一つです。
5、具体的に死を考える.
うつ病になるとあらゆることに対しての興味がなくなり、生きていても楽しみを見いだせなくなり、自分の存在意義を見失ってしまいます×
そうなると、次に考えることは ”死” です。
ただ漠然と「この世からいなくなりからいなくなりたいなぁ」と思うこともそうですし、
どうしたら死ねるかを本気で具体的に考えるようになると、それはうつ病の症状+かなり危険な状態にあります!!
私の場合はただ漠然と「死にたいなぁ」という希死念慮が強く症状として出ていました。
もし誰かが周りにいない環境が長く続いていたら自ら命を絶っていただろうなといつも振り返って思っています。。。
6、異常な焦燥感.
何か特別な理由があるわけでもなく異常に焦ってしまったり、パニックになってしまったりする症状もうつ病の症状の一つです!!
これは適応障害やパニック障害などのうつ病とは違う精神疾患でも見られる症状ですが、うつ病の症状としても該当します。
具体的な行動としては、頭を強くかきむしったり、貧乏ゆすりが止まらなくなったり、焦りやパニックから何も考えることが出来なくなったりするようなことです!
7、疲れやすくなり意欲が低下する.
うつ病になると、過度な緊張を常に感じたり不安な気持ちが強くなったりなどによって精神的な疲れが増します。
さらに、睡眠障害や不十分な食事などによる肉体的な疲れも増すのでダブルパンチで非常に疲れやすくなります!!
疲れが無い状態でも様々なことに対しての興味が薄れているのに、そこにさらに異常な疲れが加わると、
もっともっと色々なことに興味が無くなって意欲的に行動できなくなります×
今まで味わったことの無いような疲労感を味わったり、疲れを理由に活動が減るなどすることはうつ病の症状の一つです★
私のうつ病の酷い時は、特別疲れるようなことをしていないのに自然と疲れが溜まっていて、家に帰ると玄関から動けなくなるぐらいクタクタになっていました。
以上が具体的な7つの症状となります!
”うつ気分” か “喜びの喪失・興味の減退” の症状の一つ以上と、
今挙げた具体的な7つの症状の内,5つ以上の症状が2週間以上続いているようであれば、大うつ病性障害と診断される基準を満たしているということになります○
ただし!! 冒頭でも言いましたが、
診断基準に満たしていないからといってうつ病ではないということではないので、そこだけは間違えないようにしてください!
そういった場合は、必ず病院に行って先生に話を聞いてもらってくださいね☆
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