冬の朝に起きられない (寝過ぎてしまう) 理由と対策方法
理由1 日が昇るのが遅くなった.
冬になるにつれてどんどん日の出の時間は遅くなっていきますよね。
単純に、日が昇るのが遅くなると外が暗いままだから起きられなくなるということはイメージしやすいと思います。
しかし、それ以外にも日の出というのは朝の目覚めに関係しているんです。
というのも、人間は日光を浴びることで体内時計がONになって体中の細胞が活動し始めます!
そして、朝日光を浴びてから約14~15時間後ぐらいに眠多くなるホルモンが分泌されるような体の仕組みになっているんです○
ですので日の出が遅くなると、体内時計がONになる時間が遅くなることに加えて夜眠たくなる時間も遅くなるので、朝がどんどん起きづらくなっていくというわけなんですね!
詳しくはこちらの記事内でも解説しています→「睡眠の質を上げるために必要な5つの”習慣”を紹介します★」
体内時計の仕組みには個人差がありますし、夏でも冬でも日の出とは関係のない時間に起きる人は日の出が遅いことが原因ではない可能性が高いです。
ですが大体5時~7時半ぐらいの間に起床する人は、冬になって日の出の時間が遅くなることが朝起きられなくなることにかなり密接に関係していると考えて良いでしょう○
対策:目が覚めたらまず電気をつける。
日差しを感知して自動でカーテンを開閉してくれる装置を家のカーテンに設置してみてはいかがでしょうか!
理由2 寒さで睡眠の質が落ちている.




寝ている間に布団がズレたり,足先が布団からはみ出したりして体が冷えてしまう可能性が高まります。
対策:寝室の気温を上げ過ぎず下げ過ぎない。
寝室の気温が低すぎると、少し布団が乱れただけで寒さを感じてしまいます。
だからといって逆に暖かく設定すると、寝ている時に暑さを感じて無意識のうちに布団をどけてしまったり、汗をかいて結局体が冷えてしまうといった可能性が出てきます。
基本的に冬は羽毛布団や毛布など、暖かい寝具を使って寝ているので、布団なしで快適に過ごせるような気温だと、布団をかぶった時に必ず暑さを感じてしまいます×
そういった要素を考えると、通常の状態で少し寒いぐらいの気温が寝る時にはピッタリでしょう○
さらに…
・布団がズレ落ちないようにベッドガードを設置する.
・足裏の体温調節機能を損なわないように睡眠専用の靴下以外の靴下は履いて寝ない.
など、体温が下がらないために出来る簡単な対策は是非とってもらいたいです!!
理由3 起床時、寒さですぐに布団から出ない.


対策:起きる時間に寝室や家の中を温めておく+起きたら布団の中でストレッチをする。
エアコンのタイマー等で寝室や家の中などを起きる時間帯に合わせて暖めておくことが一番の解決方法です!!
理由4 冬季うつ病を発症している.
冬季うつ病とは簡単に説明すると、秋から冬にかけてうつ症状が表れ、冬を超えた春ごろに症状がどんどん和らいでいくうつ病のことです。
この冬季うつ病が発症する一番の原因とされているのが「日照不足」です。
人間は日の光を浴びると”セロトニン”という、別名”幸せホルモン”と呼ばれているホルモンが分泌されます!
このホルモンは、精神面を安定させるためには欠かせないホルモンで、分泌量が減少すると精神面が不安定になってうつの症状が表れやすくなるのです。
日照不足が冬季うつ病を引き起こしているということを物語るように、冬季うつ病は緯度の高い地域(日照時間が短い地域)に住む人に多く見られます。
冬季うつ病に関しては下の記事で詳しく解説しています。
冬季にうつになりやすい大きな2つの原因. 冬になると気分が落ち込みやすくなったり、うつ病になってしまう人が多くなるというのは紛れもない事実です!! 実際に”冬季うつ病”といって一種のうつ病として扱われています。 です[…]
朝起きられなくなること以外にも、落ち込みやすくなったり,集中力が続かなくなったり,疲れやすくなったりなどのうつ症状がある場合は冬季うつ病の可能性が高くなります!!
対策:セロトニンの分泌量を増やす。
まず!! 冬季うつ病は病気なので、症状がひどい場合は必ず病院に行ってください!!
今回紹介する対策はあくまで症状が軽めの人に対してのものですので、その辺りはご理解ください。
冬季うつ病は日照不足が根本の原因である可能性が高いとはいえ、結局はセロトニン不足が直接的な原因であります。
ですので、軽いうつ症状の一つとして朝が起きられなくなっている人は、セロトニンの分泌量を増やす必要があります○
日照不足でセロトニンの分泌量が減少しているとはいえ…
・人と会話をする。
・リズム運動をする。
・腸内環境を整える。
・トリプトファンを摂取する。
など、意識的に行動することでセロトニンの分泌量を増やすことが可能です。
詳しくはこちら→「セロトニンの増やし方7選★ 幸せを感じるためにすべきこととは…」
軽い冬季うつ病の疑いがある方は、積極的にセロトニンの分泌量を増やす方法に取り組み、精神面の安定に努めましょう★
最後に
過ごしやすい季節よりも、明らかに冬の寒い季節の方が目覚めが悪くなったり、シャキッと起きることが出来ない人は増えます。
ただ、「冬だから仕方がない」と諦めるか、今回紹介したような対策をとるかで、冬の目覚めは全く変わってきます○
他の人が冬の朝に苦戦している中、シャキッと起きられるだけであなたは輝けることでしょう☆
冬の朝が嫌にならないように、出来る限りの対策をとって厳しい冬を乗り切りましょう♪