社会人の睡眠時間が短い原因はズバリ「通勤時間」と「週休二日制」

社会人の睡眠時間が短い原因はズバリ「通勤時間」と「週休二日制」
 
不名誉なことですが、日本は先進国の中で一番睡眠時間が短い国です!!
 
中でも現役世代と呼ばれている社会人の睡眠時間の短さは異常なレベルの短さです×
 
そしてこのような事態になってしまった大きな原因に、「通勤時間」と「週休二日制」という2つの要素が深く関係しています。
 
なぜ「通勤時間」と「週休二日制」が日本の社会人の睡眠時間を短くしてしまった原因なのか?
これより徹底解説していきたいと思います!
 
社会人の方で睡眠に少しでも不満を持っている方は、必ず理解して帰ってくださいね★
 
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社会人の睡眠時間が短くなってしまった2つの原因

 

原因1 通勤時間.

人が多く乗っている電車内

まず日本の社会人の片道の通勤時間についてですが、、、

・30分以内 → 約35%

・31分~59分 → 約30%

・1時間以上 → 約35%

このような分布となっています!

 

平均でいうと、片道約30分~40分ぐらいになります。

 

ですが、この通勤時間の長さは世界と比べると、高いことは高いですがずば抜けて高いというレベルではありません×

 

では一体通勤時間のどの要素が社会人の睡眠時間を短くしているのか?

それは、公共交通機関利用中に感じるストレスと過ごし方に問題があるからです!

 

現在日本では、地方の人ほど自家用車通勤の割合が高く、都市部に住んでいる人ほど電車やバスなどの公共交通機関での通勤の割合が高くなっています!

 

自家用車の通勤と公共交通機関の通勤では、通勤時間自体にはほとんど差がないのにも関わらず、
睡眠時間に関しては、公共交通機関を利用している人の方が短いという傾向があるのです!!

 

ではなぜ通勤で公共交通機関を使うことが睡眠時間の短さにつながるのか?

それには以下の3つの理由が絡んでいます!!

 

理由1 通勤ラッシュのストレス.

始業時間と終業時間が同じ形態の会社が多い日本では、どうしても通勤ラッシュという時間や状況が発生してしまいます。
 
通勤ラッシュによって起こる、”せわしない様子””知らない人と密集する状況” にはほとんどの人がストレスを感じることでしょう!!
 
そしてこの通勤ラッシュによるストレスの蓄積が、知らないうちに睡眠の異常へと繋がっている可能性が十分に考えられます。
 
特に帰りの公共交通機関の通勤ラッシュによるストレスは睡眠の質の低下に大きく関わります。
 

理由2 帰りの居眠り.

公共交通機関といえば電車やバスですが、どちらも椅子に座りさえすれば十分仮眠が取れる体勢となります!
 
そして通勤の帰りの電車やバスでは、疲れと程よい揺れが相まって、非常に眠気が襲ってきやすい状況が生まれやすく、ついつい眠ってしまう人は多いかと思います⤵
 
ですが人間は遅い時間に仮眠をとってしまうと、夜の寝付きが悪くなって睡眠の質がどうしても低下してしまいます。
 
5分程度のウトウトであればそれほど影響は出ませんが、10分,15分,20分と居眠りしている人は要注意です。
 
昼休みに20分程度の仮眠をとることはとても効果的ですが、
おおよその目安として15時以降に仮眠や居眠りをしてしまうと夜の睡眠に影響が出てくるということは覚えておきましょう!!
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居眠りした直後はスッキリできたとしても、肝心の夜の睡眠の時に後悔することになってしまうので、
ついつい居眠りしてしまう人は、立って過ごすようにしましょうね★
 
運動不足解消にも繋がって一石二鳥ですよ♪
 

理由3 ご飯や飲みの付き合い.

やはり自家用車通勤の人よりも公共交通機関通勤の人の方が、圧倒的に夜の食事会や飲み会などに参加する頻度が増えます↑
 
夜の食事会や飲み会が睡眠時間を短くしてしまうことに繋がるということは説明不要で分かっていただけると思います!
 
さらにアルコールの摂取量が増えると、睡眠の質が格段に下がりますので、
睡眠時間が短くなる+睡眠の質が落ちるということでかなり最悪な状況が生まれてしまいます。。。
 
夜の付き合いの全てを否定するわけではありませんが、その場の楽しさと睡眠の悪影響とをしっかり天秤にかけていただきたいなと思います!!
 

以上の3つの理由が、社会人の睡眠時間を短くしている原因に「通勤時間」という要素が挙げられる理由です×
 
そしてここからはもう一つの原因である「週休二日制」の問題についてです!

 

原因2 週休二日制.

週休二日制のカレンダー

まず初めに週休二日制とは、「月に1回以上週に2回の休みがあること」を言います。

 

ですので毎週二日間休みがあるということではありません×

 

毎週二日間の休みがあることは「完全週休二日制」と言います。

 

そしてこれから紹介していく内容は、あくまで「週休二日制」を前提とした話ですので、お間違えの無いようにお願いします!!

 

まず日本で週休二日制が取り入れ出されたのは昭和40年代です。

 

当時、アメリカが週休二日制を取り入れて経済が発展していったことを手本に日本の企業が取り入れ出しました★

 

日本で週休二日制を取り入れ出した先駆者とされているのが、松下電器(現パナソニック)の創設者である松下幸之助さんです。

 

こんなルーツがある週休二日制ですが…

なぜ週休二日制が社会人の睡眠時間を下げることにつながったのか?

それは、休みを増やした分平日の仕事の負担が激増してしまったからです!!

 

本来、週休二日制というのは休みを増やして生産性を上げることを目的として取り入れられたものです!

 

アメリカが週休二日制を取り入れた理由も、松下幸之助さんが日本で週休二日制を取り入れた理由も、生産性を上げることを目的としたことです〇

 

ですが残念ながら日本では、
週休二日制で休みを増やした分、平日に残業をしてその休みの分の労働時間をカバー」という構図になってしまったのです×

 

この構図こそが、週休二日制が社会人の睡眠時間を短くしてしまっている一番の原因です。。。

 

さらに…

● 平日の残業時間が増える.

→ 睡眠時間が削られて生産性が落ちる.

→ 生産性が落ちた分さらに残業が増える.

→ 残業では補えず,休みを削ってカバーする.

というような、最悪の本末転倒パターンとなっている会社があちこちで存在しています。

 

さらにさらに、「平日の睡眠時間を削った分、休みの日にいっぱい寝ておこう」ということで、
睡眠のリズムが狂い、余計に睡眠の質が悪くなってしまうという負の連鎖が起こっている人も少なくありません。

 

人間は平日6時間睡眠を5日間続け,休みの日に9時間睡眠を2日間とることと、
休み関係なく7時間睡眠を7日間続けるのとでは、
合計の睡眠時間はほぼ同じでも,圧倒的に後者の方が睡眠の質が高まって毎日を元気に過ごすことができます☆

 

このように本来の目的からねじ曲がった週休二日制が日本の社会人の睡眠時間を短くし、さらに睡眠の質の悪化にもつながっているんですね。

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ということで、ここまで「通勤時間」と「週休二日制」が睡眠時間を短くしている要因だということを取り上げてきました!!

 

最後に小ネタとして「週休1日制の是非」について少し考えてみましたので、”え~”と思うかもしれませんがぜひ1度ご一緒に考えてみてください♪

 

●[番外編] 週休1日制も意外と悪くない?

斜め上を見て疑問を抱いている男性

現在日本では、[毎週1日以上の休み] [1週間の合計労働時間が40時間未満] ということが法律で決まっています!

 

ですので日本では、8時間労働×5日間の完全週休二日制という会社が多いというわけなんです!

 

今の日本で、「週休1日制」と聞くと”ブラックな会社”というような印象を持つ人が多いと思われます。

 

でも法律的には、6時間労働×2日間+7時間労働×4日間の計40時間の週休1日制でも何ら問題はありません〇

 

そして毎日の睡眠時間のことを考えると、9時~18時×5日間働いている人より、
9時~16時×2日間+9時~17時×4日間の方が、確実に1日当たりの睡眠時間は増えるはずです⤴

 

週休1日制にすると、もちろん休み自体は一日減ってしまいますが…

・毎日の睡眠時間が増える.

・睡眠のリズムが一定になりやすく、睡眠の質が高まる.

・一日の作業時間が短くなって集中力が高まり、生産性が向上する.

・仕事のパフォーマンスが向上し、残業がどんどん減ってトータルでみると自由な時間が増える.

というように、プラスな要素がたくさんあります〇

 

労働者である以上、週休1日制にしようと思っても無理な話ですが、こういった考えや意識はぜひ持っておいてもらいたいなと思います♪

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最後の一言

今回は「通勤時間」と「週休二日制」が私たちの睡眠時間を短くしているということを取り上げましたが、
この問題は日本社会全体が変わらなければ状況を打破することは難しいことです。

 

ですが組織のトップやトップに近い人たちの多くは、楽に通勤していたり、十分休んでいるのでこういった問題に直面していないはずです!

 

となると、労働者側から睡眠に対する意識・行動を変えていく必要があります★

 

まずは睡眠の質を上げるために必要な5つの”習慣”を紹介します★

の記事で紹介している、誰でも取り組める習慣に取り組んでいただき、睡眠の質を上げて仕事のパフォーマンス力を向上させてくださいね⤴

 

出来ることからコツコツと自分のレベルアップにつながることに取り組んでいきましょう♪

 

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