うつ病を患うと日常生活にどのような変化が起きるのか?

うつ病を患うと日常生活にどのような変化が起きるのか?
 
一口にうつ病と言っても、双極性障害や非定型うつ病,仮面うつ病など、様々な種類のうつ病が存在しますが、
どんなうつ病でも必ずと言っていいほど、日常生活に何らかの変化が表れてきます!!
 
そしてその変化にいち早く気付いて対処することで、かなり軽度なうつ病で抑えられる可能性が高まるのです⤴
 
私は過労が原因でうつ病を発症したのですが、日常生活に色々な変化が出ていたのにも関わらず働き続けてしまって重症化してしまいました×
 
かなり回復はしましたが、7年経った現在も闘病中です。
 
そんな私から今回は、「うつ病になると日常生活に表れる変化」について解説していきたいと思いますので、ぜひとも覚えてください!!
 
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うつ病になると表れる具体的な日常生活の変化

 

● 睡眠.

仰向けで寝ている男性

うつ病を患った約9割の人が睡眠障害も同時に患っています!!

 

ということは、うつ病を患った人はほぼ何かしら睡眠に異常が見られるということです★

 

睡眠障害とは具体的にいうと…

● 不眠 … スムーズに眠りに付けなかったり、夜中に何度も目が覚めてしまう。

● 過眠 … いつも起きている時間に起きられなくなったり、慣れない運動など特別なことをしていないのに異常に長い時間眠ってしまう。

というような症状のことです。

詳しくは「うつ病のサインとして表れる5つの睡眠障害とは?」の記事で解説しています!!

 

睡眠障害をきっかけにうつ病を患う人も少なくないので、睡眠の異常を自覚している人は今すぐ睡眠の質の改善に取り組んでください!!

▼参考記事▼

睡眠の質を上げるために必要な5つの”習慣”を紹介します★  日本は先進国の中で一番睡眠時間が短い国であると同時に、日本人の約7割以上の人が睡眠に不満を持っているという事実があります。 ですが実は、睡眠時間の短さだけが睡眠の不[…]

 

● 食事.

注文しすぎている人

うつ病を患った人の6割以上が、食事に変化が見られるようになります!!

 

食事の異常とは…

・激しい好き嫌いの「偏食」

・食欲が著しく低下する「拒食」

・食べる量に制限を掛けられなくなる「過食」

というような症状のことです!

 

うつ病とは関係なく、年齢を重ねるにつれて食の好みが変わったり,脂物が食べられなくなったりしますし、季節によって食欲が落ちることもあります。
 
ですがうつ病の食事の変化というのはそういった微妙な変化ではなく、
・好きだった食べ物を急に欲しなくなる.
・急にガクッと食欲がなくなって食べる量が著しく減る.
・食欲が異常に増して吐くぐらいまで食べないと気が済まなくなる.
などというように、明らかな変化が表れることが多いです!
 
そしてそういった食事の急激な変化は体の変化とリンクすることが多いので、
急に痩せたり急に太ったりする体の変化もうつ病の症状として見られる変化の一つとして考えていいでしょう!
 

● 集中力・決断力の低下.

机に顔を付けている無気力な男性

うつ病は脳の神経伝達細胞の異常によって引き起こる病気です!!

詳しくはこちら→「心の病とは脳の病気のこと!! そもそも人間に心という部位はない×」

 

要するにうつ病を患うと、”脳が正常に働いていない状態になる”というわけです。

 

脳が正常に働かなくなると、普段何気なく行っている判断や思考にほころびが生じます!!

 

さらに脳をフル回転させて集中できる時間も短くなってしまいます⤵

 

疲れなどで集中力や決断力が一時的に落ちることは誰にでもあることですが、
その状態が明らかに以前より長い時間続くようになると、うつ病の症状として出ている可能性が高くなります!!

 

集中力の低下が気になっている人は、うつ病の症状として出ているものなのか? ということを判断するためにも、
下記の記事を参考に集中力を上げるために出来ることに取り組んでみてください★

▼参考記事▼

集中力を高める4つの方法とは?仕事や勉強の効率を上げたい人必見!! 一般的によく言われている、集中力を高めるための方法は…・耳栓をする.・ガムを噛む.・集中できる音楽をかける.など、作業している時に工夫す[…]

 

● 憂うつな気分や興味の減退が2週間以上続く.

疲れた様子で頬杖をつき目を閉じている男性

人間生きていれば誰でも落ち込んだり悲しんだり、今まで好きだったものへの興味が一時的に湧かなくなることはあります!
 
そんな時によく「時間が解決してくれる」という言葉を聞くと思いますが、
うつ病が原因でこういった感情になってしまった場合、時間が経っても改善の傾向すら見られません×
 
むしろ症状はどんどん悪化していきます⤵
 
でもミスをして落ち込んだり、何かのきっかけで大きな悲しみを抱えたりしても、うつ病にならない人がほとんどですよね?
 
この差って何かというと、「自分で処理できるか否か」なんです!
 
うつ病を患うと脳が正常に機能しなくなって、こうした感情を自力で改善させたりコントロールしたりすることが出来なくなってしまうんです。
 
今まで苦難を乗り越えられてきた人であっても、急に乗り越えられなくなってうつ病になる可能性は十分秘めています!!
 
憂うつな気分や、様々なことに対しての興味の減退が目安として2週間以上途切れなく続いた場合は、うつ病を疑うべきでしょう。

 

● マイナス発言があふれてくる (普段言わない人が).

マイナス記号の中でプラスの記号を持っている男性

いつも周囲に対して口癖のように「私なんて…」というような、マイナスな発言やネガティブな発言をする人っていませんか?

 

こういう人って意外と、そういった発言を日々の生活ですることでストレスを発散していたり,溜め込まなかったりで、うつ病と無縁だったりします!

 

問題なのは、普段そういうことを口に出さないタイプの人からマイナスな発言を聞くようになることです。

 

うつ病を患うと、それまでマイナス発言を制御していた脳が異常をきたすので、そういった発言や感情を抑えきれなくなってしまうんです!!

 

ですので…

普段言わないようなマイナスな発言が増える=ストレスを自分の中に溜め込んでおくことが困難になった状態

という見方をすることが出来るんです!

 

人格が変わったようにべらべらとマイナス発言をするようになったり
人が傷つくような発言を平気で言うようになると、それはうつ病発症のサインかもしれません!!

 

うつ病の中でも特に双極性障害を患った時にこの傾向が強く表れます!

▼双極性障害について▼

躁うつ病 (双極性障害) が有する4つの症状とは? 一般的なうつ病の症状としてイメージされている”気分の落ち込みなどのうつ状態”と、その対極の”ハイテンションな状態の躁状態”を併せ持つ気分障害が躁うつ病(双極性障害)です。 […]

 

最後の一言

人はいきなりうつ病の重い症状が出てくることはありません×

 

何らかの形で日常生活に支障が出てから、うつ病特有の重い症状が出るようになります!!

 

今回紹介した症状はうつ病を患った人の初期に多く見られる症状です。

 

自分自身もそうですが、周りにいる大切な人に今回紹介したような症状が見られるようになったら、うつ病を疑って,早期改善に努めるようにしてください☆

 

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