生きづらさ軽減のためのヒントに…
HSP特有の生きづらさを減らすためにおすすめな本 6選
【HSPの教科書】:上戸 えりな
自分のHSPをより理解するための本.
こんな人におすすめ
・HSPについての理解をより深めたいと思っている人.
本の特徴
「HSPの教科書」という題名の本だけあって、HSPについての基本的な情報から,HSP×人間関係,HSP×恋愛のことなど、
HSPについての情報が幅広く書かれています!
著者の情報
上戸えりな : HSP気質の持ち主で、フリーランスのウエディングプランナー・プランナー育成事業などで活躍。
出産を機にHSPの認知度の向上や、HSPに対するアドバイスなどの分野を中心に活動を始めた。
(この情報は書籍が刊行された際の情報です)
この本に対してよく見られる肯定的な口コミ
● 自分のHSPについて具体的に理解することが出来て、モヤモヤしていた気持ちがスッキリして楽になった。
● HSPについてある程度理解しているつもりでしたが、まだまだ知らないHSP気質のことをこの本で知ることができた。
否定的な口コミ
● HSPの専門家でもない人が主観で書いたような文章で、情報の正確さに欠ける。
● HSPのことを理解するのには良いが、HSPとしてどう過ごしていくべきかについての情報は薄い。
個人的にこの本に対して想うこと
この本に載ってあるHSPの情報が詳しいか薄っぺらいかは、
読んだ人それぞれが持っているHSPの知識によってずいぶんと変わってくるだろうと思います。
ですので「詳しいところまで知れた」という感想もあれば、「上辺だけの主観的情報」という感想もあるのでしょう。
”自分はHSPについての知識が十分にある” と自信がある人はこの本は避けた方がいいと思います!
ですがそうでない方にとったら、自分の知らなかったHSPについての情報を正しく理解できる本だと思うので、ぜひ読んでみてはいかがでしょう☆
【鈍感な世界に生きる敏感な人たち】:イルセ・サン
HSPの才能を生かすために.
こんな人におすすめ
・HSP気質の長所や才能をどのように生かしていけばいいか、イマイチ理解できていない人.
本の特徴
HSPが生きづらいと感じるのは、HSPが繊細で敏感だからというわけではなく、”HSP以外の社会全体が鈍感だから”という考え方で書かれているのが印象的です!
「鈍感な社会に対してHSPの気質でどう順応していくか?」ということに重きを置き、主に自分との向き合い方や対人関係について着目して書かれている本。
著者の情報
イルセ・サン : デンマークの心理療法士。
デンマークで教会の司祭も務め、現在はトレーナー、講演者、セラピストとして活動。
(この情報は書籍が刊行された際の情報です)
この本に対してよく見られる肯定的な口コミ
● HSPの気質をどう生かせばいいか迷走していたが、この本を読んで自らのHSPの長所に気付くことが出来た。
● ”この社会が普通⇔自分が変わり者”という概念が薄れ、違った視点で「HSPとしてどのように社会で輝いていくか?」ということを考えられるようになった。
否定的な口コミ
● 翻訳された本ということで、表現に違和感を感じる部分が多くて分かりづらかった。
● HSPの気質を肯定しようとするあまり、HSPの生きづらさがなんとなく軽く扱われている印象を受ける言い回しが多いように感じた。
個人的にこの本に対して想うこと
私もそうでしたが、HSPは ”自分が敏感過ぎる” ”自分が繊細すぎる”と、自分が周りと違うという意識や被害者意識を持ちがちです!
ですがこの本では、”周りが鈍感” という考え方をしているので、
自分で自分の首を絞めていることによるHSP特有の生きづらさを軽減できるヒントになる作品だと思います☆
【「繊細さん」の本】:武田 友紀
HSPのあなたに寄り添う.
こんな人におすすめ
・今自分が抱えている生きづらさへの対処法を具体的に知りたい人.
本の特徴
HSP本のパイオニア的存在の本で、HSPに関する本の中ではかなり知名度の高い本です!
HSPを客観的に見た目線で書かれているというよりも、HSPの当事者側からの目線で書かれている表現が多い。
多くの人が手に取って読んで共感して有名になったということが納得の作品★
著者の情報
武田 友紀 :自身もHSPで、数少ないHSP専門のカウンセラー。
様々な全国のHSPからの相談と分析力を生かして、HSPの仕事についてや人間関係について研究。
HSPに寄り添ったカウンセリングや適職診断などが評判を呼び、多くのHSPが著者の元へ相談に訪れている。
(この情報は書籍が刊行された際の情報です)
この本に対してよく見られる肯定的な口コミ
● ”自分のこと?” と思うぐらい共感できる内容ばかりで、とにかく気持ちが楽になった 。
● ”自分がHSPとしてどのように生きていけばよいか?” ということをこの本でより具体的に知ることができた。
否定的な口コミ
● ”あるある!” とはなったが、違う見方をすればありきたりな内容ばかりだった。
● 自分のHSP気質とは違ったタイプのHSPに対して書かれている印象で、生きづらさに対する対処法などが限定的で自分には参考にならなかった。
個人的にこの本に対して想うこと
著者自身もHSPということで、HSPのことを本当によく理解して書かれている本です!
HSPの本として有名になっていることが納得できます!
さらに一歩、踏み込んだ視点から書かれているような印象なので、「少し自分のHSPとはズレているな」と思うことはあるかもしれません。
ですがそれは逆に、よりピンポイントで具体的な考え方が知れるチャンスとも言えますので、さらに自分のHSPについて理解したい人にはおすすめです★
【「敏感過ぎて苦しい」がたちまち解決する本】:高田 明和
HSPは決して自分だけじゃない!
こんな人におすすめ
・HSPの気質をどうしてもネガティブに考えたり受け止めたりしてしまう人.
本の特徴
HSPである著者自身の体験談や著名人のHSP気質などを例に挙げて、HSPは決してネガティブな要素だけではないと気付かせてくれる本。
HSP気質である自分を、より受け入れやすくなる作品となっています。
著者の情報
高田 明和 :浜松医科大学名誉教授。
脳科学を研究し、「HSPと不安障害」「HSPと発達障害」「HSPとうつ」など、HSPと脳の障害との関連性などについて書いた本を複数出版している。
(この情報は書籍が刊行された際の情報です)
この本に対してよく見られる肯定的な口コミ
● 「あの有名な人もHSP気質だったんだ」と思うと、一気に心が楽になった。
● HSPというだけでなんとなく負い目を感じていたけれど、そう思うこと自体がもったいないと思わせてくれる本だった。
否定的な口コミ
● 有名な人を引き合いに出しているけれど、推測的な見解が多くてあまり信用できる情報ではなかった。
● HSPのことや経験談は面白かったけれど、「HSPとしてどう生きていきばいいか」についての情報は乏しいように感じた。
個人的にこの本に対して想うこと
”HSPとしてどう生きていくか”というよりも、”HSPの自分と向き合い,受け入れるための本” だという風に感じた。
自分の気質から目を背けている人にとっては、HSPを受け入れる良いキッカケとなる本でしょう☆
【敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本】:長沼 睦雄
HSPとして前を向いて生きていくために.
こんな人におすすめ
・HSP特有の生きづらさを軽くするためのヒントが欲しいと思っている人.
本の特徴
「あらゆることに敏感なHSPが、いかにして心を楽に生きていけるか?」 ということに着目して書いてある本。
自分のHSPに対する理解がある程度出来ている人が、次のステップへと進むための道標的な内容となっている。
著者の情報
長沼 睦雄 :精神科医で十勝むつみのクリニックの院長。
2000年よりHSPについての研究をしており、アダルトチルドレンや神経発達症などの診療を専門として取り組んでいる。
(この情報は書籍が刊行された際の情報です)
この本に対してよく見られる肯定的な口コミ
● ”生きづらさを軽くするためにはこういう考え方があるんだ” と気付かされました。
● とても的確なアドバイスが多く、具体的に自分がHSPとしてどう生きづらさを解消していけばいいかを知ることが出来た。
否定的な口コミ
● 著者が精神科医ということで客観的な意見が多く、HSP側からの視点が欠けていてなんだか他人事のように感じられた。
● 書かれていることはあくまで理想論で、実際のところ社会で実践できないことばかり…「それが出来たら苦労しない」という内容が多かった。
個人的にこの本に対して想うこと
HSPという気質そのものに対する理解や、自分のHSPがどのようなタイプのHSPなのか理解が乏しい人が読むには少し早すぎるのかな? と思います!
逆にいうと、それぐらいHSPに突っ込んで書かれている本です!
「HSPのことも、自分がどんなHSPなのかもある程度分かった!!」
という人にとっては、どう生活していけばいいか?、より具体的なヒントを得られる作品だと思います☆
生きづらさを軽くするための引き出しを増やすために活躍する本でしょう☆
【HSP!自分のトリセツ 共感しすぎて日が暮れて】:高野 優
少数派のHSS型HSPやHSCとして育ってきた人へ.
こんな人におすすめ
・HSS型HSPの人や、HSCの親、小さい頃からHSP気質を感じて生きてきた人.
本の特徴
HSP全体の約2~3割を占める、”刺激に敏感だが刺激を追い求めるHSS型HSP”や、
”HSCの子供を持つ親” ”幼いころからHSPの気質をひしひしと感じながら育ってきた人” に着目して書かれた本。
一般的にイメージされている内向型のHSPとは結び付きにくいHSS型HSPならではの悩みや生きづらさが理解できる本となっています。
著者の情報
高野 優 :育児漫画家・イラストレーター。
講演をする時は、マンガを描きながら行うという独特なスタイルも話題。
平成30年・令和元年スピーカーズアワード教育・育児部門で大賞を受賞。
(この情報は書籍が刊行された際の情報です)
この本に対してよく見られる肯定的な口コミ
● 漫画やイラストが絶妙に織り交ぜられていて、とてもとっつきやすくて読みやすかった。
● あまりフューチャーされてないHSS型HSPやHSCについてのことが書かれていて、内容に関してもとても共感できるものだった。
否定的な口コミ
● 非HSS型HSPの自分にとっては理解できるものではなかった。
● 共感は出来たが、”HSS型HSPとしてどのように生きづらさを軽くしていけばいいか?”という肝心の部分があまり書かれておらず残念。
個人的にこの本に対して想うこと
私は非HSS型のHSPなので、正直なところHSS型の気質や行動に関して共感できる部分は多くありません×
それはHSS型HSPについて理解できないのではなく、内向型のHSPと結びつけることが難しいという意味です!
ですので、自分と同じようにHSS型HSPもかなりの生きづらさを感じているのだろうと思います!
HSS型HSPやHSCの子を持つ親に対する本が少ない中で、そういった人たちにとってはとても味方になってくれる本だと思います☆
最後の一言
私もHSPですが、他のHSPの人と全く同じ生きづらさを感じているとは思いませんし、他のHSPの生きづらさを理解できているつもりもありません×
非常に繊細な気質だからこそ、それぞれが抱える生きづらさも千差万別です!!
私が生きづらさを感じた時に大事にしている考えは、「幸せの尺度は自分で決めるもの」という考え方です!
この考え方に関しても本を読んで得たものです!
「自分が幸せだと感じていればそれで十分じゃない?」と自問することで、生きやすい過ごし方をチョイスしていけるようになりました◎
あなたも生きづらさを軽くするための様々なヒントを、ぜひ本から得てみてはいかがでしょうか☆彡