なぜ人間はイライラするのか? イライラのメカニズムを解説★

なぜ人間はイライラするのか?
イライラのメカニズムを解説★
 
人間,生活している以上、誰もがイライラすることはあります!
 
ですが、滅多にイライラしない人とすぐにイライラしてしまう人がいるように、イライラする頻度やイライラに達する沸点に差が生じるのはなぜなのでしょう?
 
その疑問を知るために今回は…
・そもそもなぜ人間はイライラしてしまうのか?
・イライラしてしまった時、体ではどのようなことが起こっているのか?
・イライラの感情を抑えるために効果的なこととは何なのか?
という、イライラのメカニズムや付き合い方について紹介していきたいと思います☆
 
イライラをコントロールするために、まずイライラの色々をぜひ知ってください♪
 
スポンサーリンク

イライラのメカニズムについて

 

● なぜ人間はイライラしてしまうのか?

斜め上を見て疑問を抱いている男性

イライラの感情とは、言い換えれば何かに対して怒っている状態です。

 

ではこの怒りの感情というのはどのようにして湧き出てくるのでしょうか?

 

まず怒りの感情の始まりは、脳の扁桃体という部分がアドレナリンというホルモンを分泌することから始まります○

 

この怒りの源であるアドレナリンが分泌されるきっかけというのが、「自分自身への脅威を察知したとき」…
いわゆる「嫌なことをされた」「納得のいかないことが起きた」などのイライラの原因となる事象が起こった時です!!

 

そしてアドレナリンというホルモンが分泌されると、「自分を守らなくては」と体が自然と反応して、攻撃的になって怒りの感情が湧き出てくるというわけなんです!!

 

要するにイライラの感情というのは、
「自分にとって不都合なことを体や脳が”脅威”と感じて、その脅威から自分を守ろうとするための防衛反応」によるものだったんですね!!

 

例えば、待ち合わせに遅れてくる人に対してイライラしたとします。

 

これを先ほどの理屈で考えると…

・待ち合わせの時間に遅れられる。

→ この後の予定が崩れる。(脅威)

→ せっかく楽しみだった予定を崩したくない。(防衛反応)

→ 遅れてくる人に対してイライラする。

というような流れでイライラの感情が湧き出てくるのです。

 

他のイライラも同様に、何か自分に被害が被るようなことを”脅威”と察知し、その物事から身を守るために怒りの感情が芽生えてイライラしてしまうのです。

▼あわせて読みたい▼

短気な自分を治すためにイラつきを抑える6つの方法を提案します☆ イライラしては後悔し、また気が付いたらイライラして後悔、、、「なんで自分はこんな短気ですぐにイライラしてしまうんだろう」と、嫌気がさしてしまっている人に[…]

 

では続いて、「怒りの感情が芽生えてイライラしてしまった時、体ではどのような反応が起こっているのか?」について知っておきましょう!!

 

● イライラした時に体の中で起こっていること.

輝いている脳

イライラした時…つまり体が脅威に感じる事象が起こってアドレナリンが分泌されると、体にはどのような反応が見られるのか? についてです。

 

人間はアドレナリンが分泌されると…

・脳への血流が良くなって判断力や集中力が上がる。

・脂肪燃焼細胞が活発になって脂肪燃焼効果が上がる。

・体中の筋肉への血流が良くなって身体能力が向上する。

・人間の三大欲求である食欲、性欲、睡眠欲をも抑制する。

・血の巡りが良くなることで体がポカポカして汗が出てくる。

・内臓機能の働きが制限されて消化・吸収の働きが弱くなる。

といったような反応が見られるようになります!!

 

イライラした時のことを ”頭に血が上る” と言ったりしますが、この表現は実は間違っていなかったんですね★

 

また、スポーツの場面なんかで「アドレナリンが出て痛みを忘れていた」なんて言葉が聞かれますが、
これもアドレナリンの力で痛みという感覚が抑えられているということが起こっているんです!!

 

こうやって聞くとなんだかいいことの方が多いような気がしますが、アドレナリンが出ている状態というのは、
いわば ”自分の身を削って100%以上の力を出せる状態を作り出している” というような感覚です。

 

極端な言い方をすれば ”自爆行為” です。

 

そのため、アドレナリンが分泌されている時間が続くと、極端に疲れたり、血管に異常が見られたり、逆に冷静に判断できなくなったりしてしまいます⤵

 

とはいえ、アドレナリンは体が勝手に反応して分泌されるものなので、自分でどうこう操れるものではありません×

 

基本的に体を守るために分泌されるべきものなので、頻繁に分泌されるべきものではありません!!

 

ですので、イライラの感情というのは対人関係においても,精神状態を安定させるという点においても、
アドレナリンの無駄な分泌を抑えるという点においても減らした方が良い感情なんです★

▼イライラで乱れたメンタルを安定させるサプリメントとは?▼

うつ病闘病生活7年目の私が、メンタルサプリを3つ紹介します☆私は長時間労働やパワハラなどが原因でうつ病になり、現在闘病生活7年目です。 そんな私から、・毎日が生きづらい…・うつ病の薬をやめたい…・楽しいと思う[…]

 

では最後に、「イライラの頻度を減らすためにアドレナリンの分泌を抑えるにはどんなことが効果的なのか?」という部分について見ていきましょう!!

 

● アドレナリンの分泌を抑えるために効果的なこと.

ウイルスを手で防御している様子

・イライラの感情を増幅させないために、その場から一度離れて冷静になる。

・相手に対してイライラしてしまった際、「何か相手に理由があるのかも?」と考えてみる。

・過度な緊張状態がイライラを引き起こすので、リラックス状態になるために深呼吸をする。

・イライラした自分とイライラを抑えられた自分、どちらの自分になりたいかを考えてみる。

・自分の思い通りにいかないことに対してイライラしないために、相手へ過度な期待をしない。

・イライラしてプラスになることは皆無なので、”イライラは無意味だ”ということを理解する。

・同じイライラを繰り返さないために、イライラしてしまった時の原因はその場で解消させる。

こういったことを理解し,心がけることで、アドレナリンの分泌の引き金となる ”脅威” を感じる量が減ってイライラの沸点を上げることにつながります○

 

より具体的に怒りの感情を抑える方法について書いた記事もございますので、ぜひ参考にしていただければと思います☆

参考記事 → 「怒りの感情を抑える6つの方法★ イライラを半減させて幸せを倍に!!」

 

最後の一言

イライラという感情は記事内で説明した通り、自分に降りかかりそうな被害から身を守るための防衛反応なので、
どうしても対象となる相手に対して攻撃的になってしまいます⤵

 

これがイライラの一番の欠点といっても過言ではありません×

 

「アドレナリンの分泌はもっと危険が差し迫った時のためにとっておく」というぐらいの気持ちを常に持ち合わせて、
何もプラスなことを生まないイライラの感情はなるべく湧き出ないように努めましょう♪

 

HSP歴30年の私”akutaka”が初めて執筆した本、その名も…
「HSP特有の生きづらさを軽くするための言葉」

HSPの専門家でもカウンセラーでも本の作家でもない素人HSPだからこそ伝えられる、生きづらさを軽くするためのリアルな言葉や考え方をこの本に凝縮しました☆彡

”HSP気質”を生きづらさの言い訳にしない人生を送りませんか?

 
スポンサーリンク
最新情報をチェックしよう!