5人に1人だと思っている人は要注意!!
HSP気質の割合を何人に一人というくくりで示すことが難しい理由
理由1 HSS型のタイプがいるから.
HSPはHSPでも、刺激に敏感で疲れやすいため、極力刺激を受けないように過ごす一般的なHSPのタイプと、
刺激に敏感で疲れやすいがその刺激を求めにいく”HSS型HSP”というタイプが存在します!!
HSS型HSPの詳しくはこちら→「HSS型HSPに向いている6つの仕事. HSS型の才能を活かせる適職特集」
この二つのタイプは同じHSP気質でも、言動や周りからの見え方はかなり違います★
例えば、知り合いは知り合いだけど面識があまりない人がいたとします。
この時、HSS型の人は積極的に声をかけに行く人が多いですが、非HSS型はできるだけ避けようとする人が多いです!
このように同じ状況でも、HSS型と非HSS型ではとる行動が正反対というケースが少なくありません。
ですので、タイプが全く違うHSPを何人に一人という同じくくりとして考えること自体がおかしいのです。
理由2 DOESの特徴の中でも強い弱いがあるから.
ご存知の方は多いと思いますが、「DOES」とはHSPの4つの特徴であり、HSPの判断基準でもあります!!
このDOESという4つの特徴 (判断基準) を全て満たしていないとHSPとは言えません×
要するに、DOESという存在や意味を知らない人はそもそもHSPではないということです××
HSPの4つの特徴である【DOES】とはどんな特徴なのか? HSPというのは、”繊細で敏感な人”という何となくの曖昧なくくりに該当している人のことではなく、【DOES】という4つの特徴の全てが当てはまっている人のことを指します![…]
ですがDOESの特徴全てが当てはまっているとはいえ、かなり当てはまっている特徴もあれば、少しだけしか当てはまっていない特徴もあることでしょう!!
例えば「S:些細な刺激に敏感に反応する」の特徴の中で、光にはものすごく敏感だけど音には全く敏感じゃない人がいれば、逆の人もいます。
さらに、五感の刺激には敏感ではないが、カフェインや添加物には敏感に反応するというHSPの人もいます!!
他にも、五感の刺激にもカフェインや添加物などの刺激にも敏感という「S」の特徴が強く当てはまるHSPもいます○
このようにHSP特有の特徴を細かく切り取って見ていくと、同じHSP気質でもその中身はまるで違って見えてきます!!
ですから、HSP気質を同じくくりで見ることは非常に難しいのです。
理由3 エセHSPが存在しているから.
HSPという言葉は、メディアなどで取り上げられたりして認知が広まっているのは事実です!
ですが、メディアで取り上げられている内容はあくまで表面上の情報が多いので、
その上辺だけの情報だけで自分がHSPだと判断し,認識している ”エセHSP” の人が少なからず存在しているのです×
先ほども言いましたが、HSPの判断基準である「DOES」を知らずに自分がHSPだと思い込んでいる人のことですね。
実際にそういった人たちは細かくチェックしてみると、HSPではなく”ただ顔見知りなだけ” や ”少し内向的な性格なだけ” というケースが非常に多いです。
○人に一人という数字で示したとしても、一定数こういったエセHSPの人が混じっている以上、
その数字は信用性のない数字となってしまうから何人に一人と示せないというわけなのです!!
理由4 周りの環境次第でHSPの見え方がかなり変わるから.
HSPは過ごす環境次第で、マイナスな要素が表れるのか?、プラスな要素が表れるのか?、がかなり変わってきます!!
どういうことかというと例えば、音に敏感な人が騒がしい職場で働くと、集中できなかったりストレスが溜まるなどしてHSPの要素がマイナスに働きますよね?
でもこれが静かな場所で働ける環境だと逆に、とてつもない集中力を発揮することができるというHSPのプラス要素が働く可能性が出てきます○
他にも、よく怒る人が周りにいると、どうしても委縮して意見が言えなくなってしまうHSP。
ですが朗らかでよく意見を聞いてくれる人が周りにいると、HSPのよく考える力で導き出したかなり有能な意見を伝えることが出来ます!!
HSPに向いてる7つの仕事を紹介★繊細な気質を生かせる職業とは? HSPの気質で生活していると、日常生活だけでも生きづらいと感じることばかりなのに、それが仕事となればなおさらですよね。 さらにそれがHSPの気質に合ってい[…]
このように、周りの環境次第で同じHSP気質を持つ人でも、周りからの評価や見え方はガラッと変わるのです☆★
もしかすると、非常に過ごしやすい環境だと、DOESの内の特徴が薄れてHSP気質ではなくなるかもしれませんし、
反対に不都合な要素が多い環境だと、HSP気質を飛びぬけて精神疾患を発症する可能性も十分考えられます⤵
→「HSPはうつ病になりやすい…うつ病にならないために必要なコトとは?」
このようなことが考えられるため、一概に「HSP=何人に一人」ということが言い表しにくいのです。
最後の一言
今回紹介しましたように「HSP=○人に一人」という情報は全くあてにならないといっても過言ではありません×
しかし、これだけ ”5人に1人” という情報が広まっている以上、おおよそは5人に1人の人がHSP気質なのかもしれません。
ですが、だからといってどうこう変わるわけではありません!
大事なことは、HSP気質のことを正しく知ること!! HSP気質である自分を正しく理解すること!! です★
HSP気質のことをしっかり正しく理解して、HSP気質をプラスに生かせる生き方が出来るように過ごしていきましょうね♪