ネガティブな要素が働くと、一般社会でとても生きづらい思いをして過ごすことになる気質でもあります。
HSPの良いところとネガティブなところ
良いところ1 洞察力に優れている.
HSPは他人の感情にも繊細なので、相手がどう思っているか? 今どんな気持ちなのか? ということを読み解く力 (洞察力) に長けています!
例えば…
「いつもよりニコニコしているけど何かいいことあったのかな?」
「あの人今日は朝からなんだか機嫌が悪いなぁ。何か嫌なことでもあったのかな?」
などというようなことです!!
一般の人なら気が付かないようなレベルでも気が付くのがHSPです〇
そしてこのように洞察力が優れていると、自然と相手の求める行動やその場に合った行動をとることが出来るので、
”空気が読める人” ”一緒にいて心地の良い人” という存在になることが出来るのです☆
これは中々真似することの出来ない特別なHSP気質の良いところです♪
良いところ2 人の気持ちに寄り添える.
HSPの代表的な特徴である ”共感力”
人が悩んでいると親身になって相談に乗ったり、困っている人を見ると助けずにはいられなくなる、というようなことです!
こういった共感力によって、直接良い影響を受けるのはHSP本人ではなくその相手なのですが、
他人から見た時のHSPに対する評価は確実に高まります⤴
さらにHSPの共感力が積み上げてきた人望は、確実に自分にプラスになる財産となるので、結果的にHSP本人にとっても良い要素です☆
また、この共感力の高さを生かしてカウンセラー関係の仕事で活躍するHSPの方も多いです〇
共感力が高いと自覚しているHSPの方で、イマイチ仕事がしっくりきていないという人は検討してみる価値があるでしょうね♪
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良いところ3 慎重!丁寧!でミスが少ない.
これはよく言われていることですが、HSPは1のことを聞くと10,20と考えを広げます!!
ですので、様々な可能性を考え、そしてチェックを重ねてから答えを導き出したり次の行動をとったりするので、色々な部分でミスが非常に少ないです○
仕事やタスクを確実にこなすという面でもプラスに生きますが、
重大なミスにいち早く気付いたり,失敗の原因を突き止めるなどというリスクマネジメント力も突出しています◎
この能力はどんな場面でも生きてくることですので、胸を張っていいHSPのプラス要素ですね♪
良いところ4 人の思いつかないアイデアを思いつく.
HSPは刺激に敏感で繊細なので、その分色々な物事に対して様々な角度から考えを馳せることが出来ます!!
ですから、非HSPとは全く違った考えやアイデアを思いつきやすいです☆
私もそうですが、HSPの人はよく「そんな考え方もあるんだ」とか「面白い発想だね」というようなことを言われると思います!!
こういった人の思い付かない考えやアイデアが思い浮かぶという点は、決して他の人がしようと思ってもできないことです♪
人が考えの及ばない領域まで考えやイメージを広げられるという部分は、非常に大きなHSPの良いところです!!
と、ここまでHSPの良いところを紹介してきました!!
ここからは、HSPが特有の生きづらさを感じてしまう要因でもある、HSPのネガティブな要素の部分について紹介していきたいと思います♪
ネガティブ要素1 疲れやすい.
HSPは非HSPの人に比べて思考量が多く、あらゆる刺激に敏感に反応するので、脳の疲労が非常に蓄積しやすい気質です。
例えばただ一人で外を歩いているだけでも…
・自分がどう見られているか気になる.
・すれ違う人が何を考えているか勘ぐってしまう.
・音や光や匂いなどの刺激に敏感に反応.してしまう.
・さえない顔をしている人を見たり、赤ちゃんなどの泣き声が聞こえたら気が気でない.
こういったように、常に何かを考えていて脳を働かせています!!
様々なことを考えることによって得られることも多いですが、
その弊害として脳や精神面の疲労が溜まりやすいというネガティブ要素も持ち合わせている気質です。
下記の記事でも書いていますが、あまり追い込み過ぎると精神疾患に繋がってしまうので注意しましょう★
「HSPはうつ病になりやすい…うつ病にならないために必要なコトとは?」
ネガティブ要素2 複数の人と長時間過ごせない.
HSPはたとえその場が楽しい場だとしても、気心の知れたメンバーの集まりだとしても、
長時間複数の人と過ごすと、たまらなく一人の時間が欲しくなってしまいます。
これは、人と関わっている時は常に相手の気持ちを考えたり,察したりすることや、
自分が相手に対して失礼なことをしないように気を付けたりしていることで、脳が休まる時間がないからです★
これは気質上,自然としてしまっていることなので、中々改めることが出来ません×
「楽しいのならずっとその場に居たいものでしょ?」という考え方が一般的なため、HSPのこの部分はネガティブに捉えられてしまいます⤵
ネガティブ要素3 自分を表現するのが苦手.
相手の感情を読み取ったり、その場に応じた行動がとれるという部分は良いところではあるのですが、
あまりに相手のことや周りを優先しすぎると、”自分を押し殺してしまう” というネガティブ要素となってしまいます×
さらにHSPは、相手や周りのために行動することに加えて、
「これを言ったらトラブルになりそう…」
「否定したらこの人を傷つけてしまうかなぁ…」
というように、平和主義で争いを好まない傾向が強いので、余計にこのネガティブ要素が目立ちやすいです。
なるべく素の自分で接することが出来るような人と関わるように人間関係を構築していきましょう♪
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ネガティブ要素4 答えを導き出したり行動に移すまでに時間がかかる.
良いところの部分で、様々な可能性を考え、チェックを重ねてから答えを導き出したり次の行動をとったりするので、ミスが非常に少ないと言いました。
ですがこの良い要素にはどうしても、”時間がかかってしまう” というネガティブ要素が付きまといます⤵
ですので、答えを急かされたり、何も考えずとにかく早く行動しなければいけないようなことはとても苦手な傾向があります!!
HSPの脳内はイメージでいうと、参加数が多いトーナメント表みたいな思考をしているため、
答えを導き出すまでに様々なことに優劣を付けていくので、結論に至るまでに多くの時間がかかってしまうんですよね。
脳はかなりフル回転させているのに、答えが遅く何も考えていないように思われたり、
行動するまでに時間がかかって行動力が無いように思われることは、HSPの大きなネガティブ要素ですね⤵
最後の一言
HSPのネガティブ要素は表面に表れやすく、良いところは日の目を浴びにくいため、どうしてもHSPの気質はマイナスな気質として捉えられやすいです⤵
ですが紹介したように、HSPという気質はマイナスな特徴をしのぐプラスな特徴があるのは紛れもない事実です!!
「どのようにHSPの気質の良い要素を生かして生活していくのか?」ということを第一に考えて、HSPの気質を輝かせて生きていきましょう♪