HSPか否かの判断基準となる「DOES」を分かりやすく説明します☆

HSPか否かの判断基準となる「DOES」を分かりやすく説明します☆
 
HSPは、ただ単に”刺激に敏感で繊細な人”というわけではなく、「DOES」という4つの特性が当てはまっている人のことを指します☆
 
ですから、どれだけ世間一般でイメージされているHSPの気質っぽくても、
「DOES」の4つの特性の中で1つでも当てはまらないものがある人や、「DOES」の4つの特性をはっきり知らない人はHSPではないんです×
 
今回はこのHSPの判断基準である「DOESの4つの特性」について、HSP気質強めの私から分かりやすく解説していきたいと思います○
 
HSPの認知がどんどん広まっている現在、「DOES」の存在を知らずにHSPを名乗る”自称HSP”が増えています⤵
 
HSPという気質は、”自称”で片づけられるほど軽い言葉ではありませんし、
適当に認知するものではありませんので、ぜひこれから書いていく内容を脳にインプットしてくださいね♪
 
それではみてまいりましょう。
 
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HSPか否かの判断基準となる「DOES」について

まず「DOES」という言葉の全体的な説明を先にしておきます☆

 

DOESというのは、HSPの4つの特性を表す言葉(英単語)の頭文字をとって成り立っている言葉です!!

 

要するに、、、

Dから始まる英単語の特性+Oから始まる英単語の特性+Eから始まる英単語の特性+Sから始まる英単語の特性

この4つの特性の全てに当てはまる人がHSPというわけです○

 

ですので、「D」「O」「E」の特性については完全に当てはまっているけど「S」の特性は当てはまらないという人は、HSPっぽいけどHSPではないということになります!!

 

これより、このHSPの4つの特性を表す言葉(英単語)について一つ一つ説明していきたいと思います★

 

まずは「D」の特性から、、、

「D」の特性

Depth of processing … 小さなことでも深く考えて処理する.

机に向き合い考えを深めている様子の女性

具体的に言うと…

・相手の発言の真意を探る.
・物事を始めるまでに時間がかかる.
・1のことを聞いて10のことを考える.
・人からよく「考えすぎ」と言われる.
・どんな物事でもまず様々なリスクが考え付く.
・人と会話している時の些細な言葉が妙に気になる事がある.
というような特性です!
 
例えばですが、LINEやメールでメッセージを送る際、
「誤字脱字は無いか?」
「長文になり過ぎていないか?」
「伝え忘れていることは無いか?」
「相手に対して失礼な表現はないか?」
「この記号や絵文字は本当に文に合っているか?」
「単語の使い方が間違っているところは無いか?」
「句読点の位置や改行の仕方が不適切ではないか?」
といったように、ただメッセージを送るだけでも一般の人よりもかなり細かい部分まで確認してから文章を送る、という様な特性です!!
 
今回はメッセージを送る際のことを例に挙げましたが、
他にもあらゆる場面で深く考えて色々なところに考えを派生させるという特性がHSPの「D」の特性です。
 
この特性をプラスに捉えると、”洞察力に優れている” ”リスクマネジメント能力が高い”というふうに捉えられますが、
マイナスに捉えてしまうと、”決断力に欠ける” ”一つ一つの行動が遅い” という特性となってしまいます。
 
この特性は日頃の脳の回転数が非常に多いことを物語っていますので、脳の疲労がもの凄くたまりやすい特性とも言えます!!
 
ですので、HSPは一般の人よりも回復(睡眠時間)の時間が長く必要ということが同時に言えます。
 
続いて「O」の特性です。
 

「O」の特性

being easily Overstimulated … 刺激を強く感じやすい

拡声器で話す人の声がうるさいとジェスチャーしている女性

具体的に言うと…

・人混みを見ただけで疲れる.
・ミスをするとひどく落ち込む.
・ちょっとした音や光に耐えられない.
・冗談で言われたことでも大きく傷つく.
・感動するドラマや映画を見ると号泣する.
・残酷なドラマや映画を見ると正気ではいられない.
・楽しい場であっても人と会って話すだけでドッと疲れる.

というような特性のことです!

 

例えば同窓会に参加した際、久しぶりに会った友人と昔話に花を咲かせ、普段とは違う刺激を受けることになります!
 
一般の非HSPの人の場合は、久しぶりに会った同級生と楽しく過ごすことは、いつもと違う刺激を受けてより楽しくなるでしょう!
 
しかし!!
HSPは、たとえその場が楽しい場であっても、慣れない刺激で知らず知らずに疲労が蓄積してしまい、どうしてもその場から逃げ出して落ち着きたくなるんです×
 
今回は”人と会って過ごす”という刺激を例に挙げましたが、一口に刺激と言っても、メンタル的な刺激から音や匂いなどの身体的な刺激まで実に様々あります!
 
そういった様々な刺激に対して、人より明らかに敏感に感じることが多いと、HSPの「O」の特性があると言えるでしょう★
 
この特性をプラスに捉えると、”感受性が豊か” ”感覚が鋭い” というふうに捉えられますが、
マイナスに捉えてしまうと、”刺激に弱すぎる” という特性となってしまいます。
 
ですので、HSPは創造力が必要な仕事に関しては人一倍力を発揮しやすいですが、営業職や人と関わる仕事など、刺激を多く受けてしまう仕事には正直向いていません×
 
職種や職場の環境などによってHSPの能力が発揮できるかどうかが物凄く変わってきますので、HSPはHSPにあった仕事を見つけるのが非常に重要です○
 
HSPの適職に関しては下記の記事を参考にご覧ください!!
▼HSPの適職について▼

HSPに向いてる7つの仕事を紹介★繊細な気質を生かせる職業とは? HSPの気質で生活していると、日常生活だけでも生きづらいと感じることばかりなのに、それが仕事となればなおさらですよね。 さらにそれがHSPの気質に合ってい[…]

 
私も以前は工事現場の監督という刺激が多い仕事で毎日の疲労感がひどかったですが、
転職してライター等の刺激の少ない仕事をするようになってからは比べ物にならないぐらいストレスが減りました○
 
続いて「E」の特性についてです。
 

「E」の特性

being both Emotionally reactive generally and having high Empathy in particular … 感情に敏感に反応し、共感力が高い

悩んでいる女性を励ましている女性のイラスト

具体的に言うと…

・相手の機嫌の変化を瞬時に察知する.
・困っている人がいると放っておけない.
・相手が喜んでくれるようなことを率先して行う.
・自分ではない人が怒られていても自分が怒られているように感じる.
・モラルの無い人や人を傷つけるような人に対して激しい怒りや憤りを覚える.
・相手がこうしてほしい、ああしてほしいという想いを敏感に感じ取って期待に応えようとする.
というような特性です。
 
この特性をプラスに捉えると、”気が利く人” ”人の気持ちに寄り添える大変優しい人” と捉えられますが、
マイナスに捉えてしまうと、”自分の感情が無く、人の感情に振り回される人” という特性となってしまいます。
 
ですので、HSPはどういった人と普段過ごすのかで、日常生活の生きづらさやストレスを感じる度合いがかなり変わってきます!!
 
の記事で書いてあるような人がHSPを苦しめてしまう人なので、HSPはこういう人からは距離を置きましょう⤵
 
最後に「S」の特性について見ていきましょう。
 

「S」の特性

being aware of Subtle Stimuli … 些細な刺激でも敏感に反応する

様々な顔の影が交錯している様子

具体的に言うと…

人間関係の刺激
・人と少し会っただけなのにドッと疲れる.
・人に見られると普段の力が全く発揮できなくなる.

・周りにいる人すべてが自分を見ているように感じる.
視覚の刺激
・色鮮やかなイルミネーションが苦手.
・少し暗い場所で過ごす方が落ち着く.
・基本的に蛍光灯の光がまぶしく感じる.
嗅覚の刺激
・自分や他人の体臭の匂いに敏感.
・洗濯物の生乾きの臭いが耐えられない.
・香水の匂いが少しでもキツイと気分が悪くなる.
味覚の刺激
・大好きな味を好み続ける.(好き嫌いが多い)
・カフェインやアルコールに対して体が反応しやすい.
・辛いものや酸っぱいものなど、刺激のあるものが苦手.
聴覚の刺激
・テレビや音楽は普通の人より小さい音量でないと不快になる.
・話し声や電話している声などが聞こえている状況だと全く集中できなくなる.
・冷蔵庫や空気清浄機の機械音や時計の秒針のカチカチ音などが気になってしまうとどうしようもなくなる.
触覚の刺激
・肌に触れる服のタグに敏感に反応する.
・公共交通機関や密集した場所で少し人と触れただけでもすごく気になる.
というように、様々な細かな刺激に対して敏感に反応する特性のことです!
 
「O」の部分の特性は、”刺激を強く感じる”ということでしたが、この「S」の特性は、”刺激を多く感じる”ということで、
細かな刺激でも敏感に察知するということです○
 
この特性をプラスに捉えると、”細かい部分に気が付く人” となりますが、
マイナスに捉えると、”いちいち気にし過ぎな人” という特性となってしまいます。
 
生活している以上どうしても気になる刺激からは避けられないので、下記の記事に書いてある、
細かな刺激を感じすぎることによる疲れをカバーするための確保すべき時間がHSPには必要となってきます!!
▼HSPが確保すべき時間▼

HSPは一人になる時間や静かな時間など,確保すべき時間が7つある?! ・もっと生きやすく生活したい!・1日の終わりの疲労感が半端じゃない!・どうしてもHSPである自分をマイナスに捉えてしまう!といった、H[…]

 

最後に

今回紹介した「D」「O」「E」「S」の4つの特性が全て当てはまった人がHSPということになります!!

 

HSPというのはただの気質であって、病気ではありません×

 

かといって誰もが羨むような特殊な能力というわけでもありません×

 

また、HSPと一口に言っても、様々な種類のHSPが存在します〇

関連記事→「HSPの3割はこの型!! ”HSS型HSP”の具体的な4つの特徴とは? 人工の約6%の気質.」

関連記事→「HSPって何人に1人の割合? 5人に1人というのは誤った情報?」

 

今回のこの記事で自分がHSPだと正しく認識できた方は、
HSPとして輝いて生きていくために、さらにHSPについての理解を深めていってくださいね♪

 

私も自分がHSPだと知り、自分の特徴を理解していったことで、非常に生きやすくなりましたので^^

 

HSP歴30年の私”akutaka”が初めて執筆した本、その名も…
「HSP特有の生きづらさを軽くするための言葉」

HSPの専門家でもカウンセラーでも本の作家でもない素人HSPだからこそ伝えられる、生きづらさを軽くするためのリアルな言葉や考え方をこの本に凝縮しました☆彡

”HSP気質”を生きづらさの言い訳にしない人生を送りませんか?

 
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