月500時間労働など,働き過ぎてうつ病になった話.
一つのパターンとしてぜひ知っていただけたらと思います☆
働き過ぎてうつ病になった私(20代)の体験談
経験1 長時間労働 (月500時間労働).
今まで言ってきました通り、私がうつ病を発症するに至った一番の原因は働き過ぎ (長時間労働) です。
ひどい時には1か月間で約500時間働いていました。
1か月(30日間)で500時間労働しようと思うと、休みなく毎日約17時間働かなければいけない計算となります!
分かりやすく言うと、”17時間労働×30連勤” です。
この500時間労働というのはお昼休みや小休憩の時間は含まれていますが、通勤時間や夕食の時間などは含まれていません×
1日17時間労働となると、単純に仕事以外の時間は1日7時間しかないということになります。
当時通勤に往復約2時間かかっていたので、通勤時間を差し引くと、
5時間の間に睡眠や朝&夜のご飯、お風呂や身支度などを済まさなければならないという状況でした⤵
そんな状況の生活が続くと…
・圧倒的な睡眠不足.
・満足にご飯が食べられない.
・プライベートな時間が一切皆無.
など、人間らしい生活が送ることが出来ずに精神状態はどんどん崩壊していきました。
1か月500時間労働の月や500時間に迫るような月が年に3~4回あり、それ以外の月でも定時で帰れることはほぼありませんでした×
今思うと「こんな生活をしていたのによく生きていたなぁ」と思います。
過酷な長時間労働によってプライベートな時間(ストレスを発散させる時間)がないうえに、
睡眠時間が全く足りない,満足にご飯も食べられない,などの状況が私から”人間らしさ”を奪っていきました。
その結果、様々なことに対しての興味が減退し、感情が無くなり,生きることへの楽しさを見いだせなくなっていきました。
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経験2 仮眠なし70時間連続勤務.
「70時間仮眠を一切せずに働き続けた」というのは私が一番印象に残っている過酷な労働であります★
人出が足りないうえに、昼間の仕事と夜間の仕事が重なって70時間も仮眠なしで働くというあり得ない労働となりました。
しかもただでさえ満足に寝れていない生活の中でこのような出来事があったので、
極度の睡眠不足と極度の体,脳,心の疲労感で、正直,当時の記憶はほとんどありません×
唯一鮮明に覚えていることは、この極限状態の時の運転は非常に怖かったということです!!
少しでも気を抜いたら眠って追突してしまいそうだったので、
わざと大きなトラックの後ろを走ったり,目立つ色の車の後ろを走るように心がけていたことは今でも忘れません!
仮眠なし70時間連続勤務が終わって家の駐車場に帰ってきたときは、緊張の糸がパンっと切れて、
駐車場からすぐ近くにある家に帰る元気すら無く、そのまま運転席で朝までの7時間寝ていたことも鮮明に覚えています。
記憶はほとんどありませんがあまりにも辛すぎる経験です⤵
これ以外にも仮眠なしで36時間ぐらい働くことは何度もありました。
人間は最大の回復手段である睡眠がとれないと、脳の神経伝達細胞に異常が出てきます。
その結果、簡単なことが出来なくなったり,自分が何をしているのかわからないなどの日常の行動に異常が見られるようになります。
まさに私もこれらの症状が出ていました×
睡眠不足と併せてミスできない仕事や運転という極度の緊張状態が続いたことも精神状態をひどく乱す要因でした。
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経験3 不当な時間外労働手当.
20代前半のプライベートの多くを犠牲にして体,脳,心をボロボロにしながら毎日働き、唯一期待できることと言えば ”給料” です!!
お金で全てが報われるというレベルの労働ではありませんでしたが、きっちり時間外労働の手当てがもらえていれば少しは報われていたでしょう!!
ですが、入社後2か月目にいきなり1か月間で時間外労働300時間をした際に支払われた金額(時間外労働手当)はたったの12万円だったんです⤵
別の何かで補填されていたわけでも,営業職のような見なし残業的なことも一切なく、純粋に休日出勤や残業で労働した300時間への対価が12万円です。
単純に、300時間で12万円を時給換算すると,時給400円の計算になります!
一般常識的に時間外労働手当の単価は、通常業務の時間給より高くなければならないものです☆
しかし、400円の時給というと、当時の私の通常業務の時間給の3分の1にも満たない金額です。
「あれだけボロボロになって働いても1時間400円?通常の時間給の1/3以下?」 と思うと、その時の頑張りが全否定されたような気分になりました。
到底納得することが出来なかったので会社に抗議したのですが、そのとき返ってきた言葉は…
会社への貢献度が上がっても結局単価は微々たるレベルしか上がりませんでした。
このように、限界を超えて頑張っても全く報われない状況に立ち直ることが困難なくらいの絶望感をどんどん抱いていきました。
そして「自分なんて何をしても無駄」という気持ちに変わっていき、どんどん自己肯定感が下がって様々な物事をマイナスに考え,自分を責めるばかりするようになりました⤵
その結果、うつ病の症状である希死念慮が強くみられるようになったのです。
経験4 会社の裏切り.
あまりにも酷い長時間労働や見合わない賃金に対して、私もずっと会社の言いなりで働いていたわけではありません×
改善の要望や提案などを何度も会社に働きかけていました!
私の意見に対して会社は…
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最後の一言
7年経った現在もうつ病の症状は残っていますが、焦らず地道に治療を続けてきた結果かなり回復することが出来ています○
そして今はリハビリ&再就職に向けて色々と前向きに頑張ることができています☆
働き方改革ということで、様々な取り組みをしている会社は多く存在していますが、
色々な面で余裕のない会社はまず利益を最優先に求め、労働者は二の次となっているのが現状です。
私がうつ病を発症~闘病の中で一番必要だなと思うことは、「自分を大事にする気持ち」です♪
働いていれば上司や同僚や部下など、関係性の違う様々な人が周りにいますが、自分の本当の気持ちは自分にしか分かりません!!
ですので、自分の精神状態の変化にいち早く気付けて処置できるのも自分です〇
これは労働の場面においてだけでなく、様々な場面においても共通して言えることです★
もし精神面で何か異変を感じた際には、「”うつ病かも?”と思ったらどうすればよいか? 流れを説明します☆」
の記事を参考に適切に対応するようにしてくださいね♪
以上、私のうつ病体験談でした☆彡