HSPとエンパスの決定的な違いを解説. HSP≒エンパスの関係性とは?

HSPとエンパスの決定的な違いを解説.
HSP≒エンパスの関係性とは?
 
「HSPとエンパスは同じ気質」「HSPとエンパスは別の気質」
実はこのどちらの考え方も正解でもあり、不正解でもあるんです○×
 
”では一体この両者のどこが同じでどこが違うのか?”
ということについて、HSP気質の持ち主である私が解説しているのが当記事です★
 
HSPとエンパスの違いをハッキリ知らないという方は、自分の気質を見誤っている可能性大です!!
 
生きづらさの原因や自分の気質への理解を深めるためにも必ず最後まで読んでいただければと思います!!
 
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HSPとエンパスの決定的な違い

 

●そもそもHSPとエンパスの定義とは?

首をかしげている女性

HSPとエンパスの明らかな違いを知るうえでまず理解しておきたいのが、それぞれの「定義」です!!

 

とはいっても、HSPもエンパスも病気ではなく気質であるため、
ハッキリと「○○だからHSP」「○○だからエンパス」というふうに何か一つの事象で断定することは出来ません×

 

なので、複数の特徴が当てはまるから「HSP」「エンパス」と判断していくことになります!

 

そのHSPやエンパスを判断するための基準をおさらいしておきましょう!!

 

・HSPの基準.

HSPは「DOES」という判断基準があり、その全て(4つ)の特徴が当てはまるとHSPの気質の持ち主ということになります。

 

「DOES」とは?

Depth of processing … 小さなことでも深く考えて処理する.

[例] 簡単に答えが出るようなものでも、「なぜこうなるのか?」ということを調べあげる。

 

being easily Overstimulated … 刺激を強く感じやすい.

[例] 冗談で言われたことでも深く傷つく。

 

being both Emotionally reactive generally and having high Empathy in particular … 感情に敏感に反応し、共感力が高い.

[例] 人の機嫌をいち早く察知したり、悲しんでいる人の気持ちを汲み取って寄り添える。

 

being aware of Subtle Stimuli … 些細な刺激でも敏感に反応する.
[例] 少しの匂い、少し明るい照明、少し大きな音でも気になってしまう。
 
これらの気質の特徴である英単語の頭文字をとって「DOES」となっています。
この全て(4つ)の特徴を満たす人がHSPです!!
 

・エンパスの基準.

エンパスはHSPのように細分化されて複数の特徴が存在しているわけではなく、
”感受性や共感力が非常に強く、他人の感情や考えていることに対してかなり敏感に反応する” という特徴がある人のことを指しています!!

 


この両者の基準を見てお気付きかもしれませんが、HSPの「E」の特徴とエンパスの特徴が非常に似ているんです!!
 
HSPの基準である”DOES”の「E」は、Emotionally:エモーショナリー:感動しやすい、Empathy:エンパシー:感情移入しやすい、の頭文字をとったものです。
 
そしてこのエンパシーという言葉こそがエンパスの語源なんです○
 
なので言葉上は、”HSPの判断基準の中にエンパスが入っている”というわけなんですね♪
 
なおさらHSPとエンパスが似ている気がしてきますが、一体両者のどこがどう違うのでしょうか?
 

● HSPとエンパスの決定的な違い.

分岐した道を分かれて進む二人

HSPの「E」の特徴とエンパスの特徴は限りなく似ていると言いましたが、まず決定的に違うのは、
”エンパスにはHSPの基準の「E」以外の特徴の「D.O.S」の特徴がほとんど見られない” という部分です!!

 

要するに、HSPの特徴の一部である「E」の部分がエンパスと非常に似ているだけで、HSP「E」以外の他の特徴はエンパスと別物というわけなんです★

 

となると、「エンパスの特徴と似ている「E」の特徴を持つHSPは全てエンパスの気質の持ち主と言えるのではないか?」という疑問が出てくるかと思います。

 

確かにHSPの「E」の特徴とエンパスは似ていますが、HSPよりもエンパスの方が、より深い感受性や共感力の持ち主であります!!

 

例えば、友人がショックなことがあって落ち込んでいるとします。

 

そのとき、HSPもエンパスも共感力が高いので自分のことのように友人のことを想います。

 

ここからがHSPとエンパスの違うところで、HSPは落ち込んでいる友人に共感しつつも励ましたり隣で寄り添ってあげたりと、
友人のために何かが出来る状態(自分に余裕がある状態)であります。

 

ですがエンパスはもう一段階深い共感力の持ち主で、落ち込んでいる友人と同じか,それ以上に自分も落ち込むんです。

 

他にも感動する映画を見た際、感受性が豊かなHSPもエンパスも普通の人よりも感動します。

 

このとき、HSPは深く感動はするものの,さほど生活に大きな影響を受けませんが、エンパスはその後の生活に影響や支障が出るくらい感情移入することがあります!!

 

要するに、HSPもエンパスも感受性や共感力は一般の人よりも高いですが、HSPよりもエンパスの方がより深い感受性や共感力の持ち主だというわけです!!

 

線引きは難しいですが、この部分もHSPとエンパスの違いと言えます○

 

ただし!!

HSPの「DOES」の全ての特徴を満たしていて、なおかつ「E」の特徴が特に強くみられるという方は、
”HSPとエンパスの両方の気質が当てはまっている人”ということになります!!

 

ですのでHSPとエンパスには決定的な違いはあるものの、両方の気質を有する人も存在するということは勘違いしないようにしてください★

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まとめ

HSPとエンパスには…

・HSPの感受性や共感力の特徴以外の特徴がエンパスには存在しない。
・HSPの感受性や共感力よりもエンパスの感受性や共感力の方が強い。
という違いがあります!
 
とはいうものの、この両者は非常に近しい関係にあることには違いありません。
 
もしHSPと自覚している人で、感受性や共感力が異常に強いという人はエンパスを疑い、
自分のことをエンパスだと思っている人で、感受性や共感力が非常に強いレベルではないという人はHSPを疑ってみてください!
 
正しい知識で、自分の気質と上手に付き合って生きるようにしましょう☆彡
 

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