非定型うつ病 (新型うつ病) の症状の6つの特徴とは?

非定型うつ病 (新型うつ病) の症状の6つの特徴とは?
 
私たちの日常が日々刻々と変わっている中で、うつ病の形態も変わっています!
 
そこで今回紹介していくのが、”新型”うつ病と言われている「非定型うつ病」です★
 
従来のうつ病や双極性障害の枠に収まらないうつ病ということで、”うつ病っぽくないうつ病”とも言われています。
 
では一体、非定型うつ病のどういった点が新型でうつ病っぽくないのか?
 
うつ病闘病歴7年の私から、他のうつ病にはあまり見られない非定型うつ病の症状の特徴について6つ紹介していきたいと思います!
 
このうつ病の症状の特徴を知ると、うつ病の固定概念が大きく変わると思いますのでぜひ最後までお見逃しなく!!
 
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非定型うつ病 (新型うつ病) の症状の6つの特徴

 

特徴1 喜びや楽しさの感情がある.

青空をバックに飛び跳ねて喜んでいる男性と女性

従来のうつ病は、様々なことに対して興味が湧かなくなっていき、楽しいと思う気持ちや喜びの感情というのがどんどん無くなっていきます!

一般的にイメージされているうつ病の症状はこちら→「うつ病 (大うつ病性障害) の診断基準となる症状を紹介します.」

 

ですが非定型うつ病は、そういったプラスの感情を持ち合わせているのです!!

 

異常にテンションが高い躁状態を有する双極性障害も、一見楽しんでいるように思われますが、
理性が欠如している状態なので、感情を持ち合わせているか? となると意味合いが変わってきます!!

双極性障害についてはこちら→「躁うつ病 (双極性障害) が有する4つの症状とは?」

 

好きなことには興味を持ち、楽しいことを楽しいと感じるという部分は、他のうつ病にはあまり見られない特徴ですね★

 

ですので、楽しそうにしてるから”   “笑顔がよく見られるから といって、「うつ病とは関係ない」という概念は通用しなくなります×

 

特徴2 過食や過眠.

暴食している女性

うつ病の摂食障害としてよく見られるのは、食欲が湧かずに食べる量が減ってしまう”拒食”の症状ですが、
非定型うつ病は反対に、食べ過ぎたり、量を食べても満足できない”過食”の症状が目立って出てきます!

 

そしてうつ病の90%以上が併発する睡眠障害に関しても、

 

従来のうつ病は、寝付けなかったり夜中に頻繁に目が覚めてしまうなどの”不眠”の症状が目立つのに対して、
非定型うつ病は、寝過ぎて起きたい時間に起きられなかったり、長時間寝ても満足できないといった”過眠”の症状がよく見らるようになります!

 

食欲が増えたりよく眠るようになることは、うつ病とは縁遠いイメージを持っている方が多いですが非定型うつ病にその考えは通用しません×

 

痩せたり寝不足が増える従来のうつ病に対して、非定型うつ病は急激に太ったり遅刻が増えるといった特徴があります!!

 

特徴3 傷つきやすい.

暗闇で落ち込んでいる男性

非定型うつ病を患う人の特徴として、「自尊心とプライドが非常に高く、他者からの評価をとても気にする」という点が挙げられます!

 

要するに、”他人から指摘や注意をされたり、行動に対して口を出されると異常に傷ついてしまう人が非定型うつ病になりやすい”ということです!

 

ですので、一匹狼のような存在になりやすく、あまり人と親密に関係を築こうとしない傾向もあります!

 

自分に自信がないことから人間関係に悩みやすい従来のうつ病に対して、
自分に自信があるが故に人間関係に悩んでしまうのが非定型うつ病の特徴であり従来のうつ病との違いですね。

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特徴4 他者に対して攻撃的.

ボクシンググローブを付けた女性が男性をパンチしている

従来のうつ病はどちらかというと自分自身のことを責めたり、追い込んでしまうタイプの人が多いです!

 

ですが非定型うつ病は、自分ではなく他人に矛先が向かい、人に対して攻撃的になったりイライラしたりします!

 

例えば何かに失敗した時、真っ先に自分に責任を感じる従来のうつ病に対し、
非定型うつ病はまず「誰かが失敗の原因ではないか?」と周囲の人に対して疑念を持ちます。

 

このように非定型うつ病は、自分自身のことはあまり顧みず他者に対してとても攻撃的であるという症状の特徴が見られます。

 

双極性障害も他者に対して攻撃的になりますが、理性が欠けていて少し常識的ではない攻撃性を見せるので、非定型うつ病の攻撃生とは異なります×

 

特徴5 浮き沈みのギャップが激しい.

喜怒哀楽の絵が描かれたボール

従来のうつ病は、何に対しても気力が湧かず、常に落ち込んでいたり憂うつな状態が続いている、いわゆる〚沈んでいる状態〛が普通になります。

 

これは逆に見方を変えると、気分の浮いている状態がないため、悪い状態なりに安定しているとも言えます。

 

ですが非定型うつ病は、「喜びや楽しみの感情がある+傷つきやすい」ということで、浮き沈みが激しいという症状の特徴があります。

 

気分の浮き沈みの症状は双極性障害にもあるのですが、双極性障害はそのギャップが非定型うつ病よりも激しいです!!

 

そのため、双極性障害は異変を感じ取りやすいと言えます○

 

非定型うつ病は浮き沈みのギャップがあるとはいえ、異常なレベルではないケースも多いので、中々うつ病と結びつけにくいというマイナスな一面を持ち合わせています×

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特徴6 一日の終わりに近づくにつれて気分が下がっていく.

下降しているグラフ

一般的なうつ病は、朝起きた時や通勤途中など「これから一日がスタートする」という時に憂うつな気分になって、
一日が終わりに近づいていくにつれて、「やっと一日が終わる」ということでホッとして気分が楽になっていくという流れが多いです!

 

これはうつ病関係なく、疲れている人の多くに見られる傾向ですよね★

 

なのですが、非定型うつ病は反対で、一日の始まりは元気な状態でいることが多いんです。

 

そしてストレスや疲れなどが日中にどんどん溜まっていき、
一日が終わる頃には蓄積したストレスや疲れで他人に当たったり、気分が落ち込んだ状態になってしまうのです。

 

というわけで非定型うつ病の人は、
日中は別に普通なのに終業時間が近づくと急に仕事を切り上げようとして考えられないほどイライラしたりするのです。

 

この症状もあまり他のうつ病では見られない症状です!!

 

最後の一言

一般的にイメージされているうつ病や双極性障害とは違う症状の特徴が多い非定型うつ病ですが、
そういったうつ病っぽくない一面があるからこそ発見に遅れて治療に時間がかかるケースも多いです。

 

とはいえ今回紹介したような症状の様に、何かしらの形でサイン(症状)が確実に出るはずです!!

 

自分で勝手に抱いていた今までのうつ病に対するイメージをぜひアップデートしていただいて、
体から発せられるSOSにしっかり気付けるようにしましょうね☆彡

 

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